日本大学理工学部建築学科
 Department of Architecture. Nihon University College of Science and Technology. 

日本大学理工学部建築学科 駿河台キャンパス
101-8308 東京都千代田区神田駿河台1-8-14
Tel 03-3259-0724(教室事務室)
E-mail www-admin@arch.cst.nihon-u.ac.jp

 



日本大学理工学部駿河台校舎旧1号館
(1928年竣工)

 日本大学理工学部建築学科は、1920年(大正9年)6月に新設された日本大学高等工学校建築科を起源とし、90年以上にわたる歴史と伝統に培われた特徴ある建築教育を行ってきています。高等工学校建築科開設の8年後、1928年(昭和3年)には日本大学工学部建築学科が設置され、同予科が開設されました。1949年(昭和24年)2月には、学制改正により新制大学に改編され、1951年(昭和26年)4月に大学院修士課程建設工学専攻が、1953年(昭和28年)に大学院博士課程建設工学専攻が設置されました。1958年には物理学科の新設と共に工学部は理工学部に名称変更され、1973年には大学院の建設工学専攻が土木工学専攻、建築学専攻に分離され、今日に至ります。
 

日本大学理工学部駿河台校舎1号館
(2003年竣工)

 我が国の建築教育の歴史の中で「私学の雄」として実績を積み重ねてきた「日大理工建築」。開設時には、設計や建築生産等の「実務に強い」建築技術者の育成を目標とし、特に構造系の能力開発に重点をおいた教育が行われ、充実した構造系カリキュラムを大きな特徴としていました。
 現在もこの伝統を受け継ぎつつ、さらに建築学の多様性に対応して建築設計・計画、建築環境等のカリキュラムの継続的改善に努め、他大学に例をみない充実した教員によって、新しい時代の要請にかなう人材の育成に努めています。
 現在までの卒業生はおよそ35,000名。(高等工学校時代より)卒業生は理工学部校友会および桜門建築会(日本大学の建築系卒業生の組織)を通して、大学との連携を保っています。各界で活躍する卒業生の層の厚さと人材の多様さは我々の誇りです。
 

 日本大学の学則には、「本大学は、広く知識を世界にもとめて、深遠な学術を研究し、心身ともに健全な文化人を育成することを使命とする」と、総合大学としての教育理念が掲げられています。この日本大学学則をうけて、理工学部は教育理念を「自由闊達な精神、豊かな創造性および旺盛な探求心をもち、人類の平和と福祉に貢献できる、誇りある人材を育成する」と定めています。
 建築学科では、以上の教育理念を建築教育の場で具現化するために、教育目標を次のように設定しています(1999年度(平成11年度)日本大学理工学部自己点検)。

(1)人類の未来につながる理想的な環境の創出に寄与できる幅広い視野と豊かな創造性を持った人材(建築家や建築技術者)の育成を目指す。
(2)基礎的な建築教育を重視して、「ものづくりの面白さと大切さ」の学修を主眼とする。
(3)学生の個性に合わせた選択肢の多様化を図るとともに、将来の専門職を視野に入れて専門的な素養を深める教育を行う。

 
 建築は、社会が求める空間や環境をさまざまな技術を集約して具体的な形にまとめる総合プロジェクトであり、社会性の高い芸術作品ともいえます。これらの学術、技術、芸術を総合的に体系化する建築学は、幅広い領域を包含した総合的な学問であり、その特徴は多様性にあります。さまざまな入試制度を経て入学した学生の個性に合わせて建築学の基礎を重点的に教育するとともに、幅広い視野と豊かな創造性をもった人材を育成することが本学建築学科の教育目標です。
 

 建築学科の学生定員は250名です。2、3年次には、学士編入、準学士編入試験を経て、およそ30名程度の学生が新たに加わり、4年次の卒業研究着手者(卒業予定者)は、5年次以上の再修生を含めておよそ300名となります。
 これらの学生に対する基礎的な一般教育はA、B、Cの3クラス制で行っています(主として1年次)。デザイン基礎、建築設計、建築実験など、小人数での教育訓練を要する科目は10から30名程度のグループに分けて教育を行うことを基本とし、特にデザイン基礎や建築設計の指導には社会の第一線で活躍している卒業生をはじめ、著名な建築家が多数非常勤講師として参加し、個人指導にあたっています。
 専門教育科目の中で基礎的な講義、演習科目の受講生は1クラスおよそ150名程度、年次が上になって専門性の強い学科目になると1クラス50~80名程度になります。
 学生はクラス担任のアドバイスを受けながら、大学院進学も含めて自分の進路を決めることができます。これらは毎年、学期初めにクラス担任からアナウンスされます。
 

 建築学科を卒業後の就職と進学の比率はおよそ3:1程度です。日本大学大学院進学はほぼ60名で一定しており、毎年15~20名程度は海外留学も含めて他大学に進学しています。 大学院生の入学試験も多様化しており、現在は一般入試が2回、推薦入試が1回、社会人入試が2回、留学生入試が1回、実施されています。
 建築学を専攻する大学院生の専門分野は学部の教育分野と同じように設計・計画、構造・材料、環境・設備に大分類され、それぞれの専門分野に所属する学生の比率はおよそ6:3:1程度です。博士前期課程(修士課程)の修了時には、ほとんどの学生の実力は格段に上昇しており、自分の専門分野を生かせる仕事についています。