日本大学理工学部建築学科
 Department of Architecture. Nihon University College of Science and Technology. 

日本大学理工学部建築学科 駿河台キャンパス
101-8308 東京都千代田区神田駿河台1-8-14
Tel 03-3259-0724(教室事務室)
E-mail www-admin@arch.cst.nihon-u.ac.jp

 

対震構造研究室

所属教員:古橋 剛教授

 
[駿河台校舎5号館564A 号室]

 

人々の確かな安全のために地震と建築の関係を見つめていきます

 
 現在、日本列島は地震の活動期に入ったといわれており、大地震への備えを改めて見直す必要性が指摘されているものの、建築物の地震対策は未だ不十分な状況が続いているというのが現状です。その一方で、新築される中高層建築物や戸建住宅に免震構造や制震構造が採用される事例も急激に増加しており、対地震補強に関する技術も阪神・淡路大震災以降急速に進歩していることも事実です。
 本研究室では、免・制震技術をより一層進展させて地震国日本における長寿命建築物を実現し、21世紀の社会に貢献できるように、以下のようなテーマを掲げて研究を行っています。

1.対(地)震性能設計法に関する研究
 
2.免震・制震部材の開発
 免震構造や制震構造に関する装置の開発を行う際には、船橋校舎の「環境・防災都市共同研究センター」の設備を使用して振動実験を実施している。この施設には、実大規模での実験が可能な加力装置や大型の振動台(15m×20m)などが多数備えられている。卒業研究は、それらの装置を利用しての実験計画立案から始まり、試験体の組立・計測・データ解析などの作業を行いながら、最後に研究論文としてまとめるという流れになる。
 また、制震部材などを設置した構造物に関する性能設計方法が、未だに確立されていない状況であるため、実大実験の結果や実建物における地震観測結果などを利用して、新しい設計方法を提案するための研究も継続的に行っている。本研究室で開発した制震装置が設置された建物の多くには地震観測システムが設置されており、震度3~4程度の地震が頻繁に発生している関東地方では、地震時の建物挙動を記録した貴重なデータが数多く蓄積されている。その記録された生の地震データや分析結果などを公開するためのシステムに関する開発にも着手している。 

 
●年間のスケジュール
 
 年間のスケジュールは、対地震構造に関する講義および研究テーマの決定(4~6月)、中間発表会およびゼミ合宿(8月)、構造実験・解析の実施(9~12月)、卒業研究発表会および論文提出(1~2月)であり、研究の成果に対して成績評価を行います。各テーマごとに、2~4名程度のグループを構成して研究活動を行ってもらうため、年度の後半はグループごとの指導が主体となります。対地震構造の研究に意欲的に取り組んでくれる学生の参加を期待します。


 

免震構造や制震構造に代表される対地震の応答制御構造の研究・開発

古橋 剛 [教授] / Takeshi Furuhashi


博士(工学)/一級建築士/構造設計一級建築士/建築構造士
 
1954年、東京都世田谷区生まれ。和歌山県立桐蔭高等学校卒業。1978年、東京大学工学部建築学科卒業。1978~2003年、住友建設 勤務。2003〜2007年、三井住友建設勤務。2007年~、日本大学理工学部建築学科准教授。2011年~、日本大学理工学部建築学科教授。

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