更新日 2015-12-27 | 作成日 2015-12-27

日本大学理工学部建築学科 駿河台キャンパス
101-8308 東京都千代田区神田駿河台1-8-14
Tel 03-3259-0724(教室事務室)
E-mail www-admin@arch.cst.nihon-u.ac.jp

環境・音響工学研究室

所属教員:橋本 修准教授

[駿河台校舎5号館578B号室]

人間は、音や光の環境を
どのように感じ、反応しているのか?


 建築空間の安全性や快適性についての評価を行う際、利用者が「見る」「聞く」「触れる」といった人間の感覚を主体的に利用する状況では、感覚情報がその空間の環境性能を決める要因となります。この研究室では、建築空間におけるさまざまな情報伝達のあり方をテーマに、建物の用途や利用者の立場の違いによる人間の知覚判断や行動反応を考察しながら、環境要素とデザインとの関係性や建築計画への応用について研究を行っていきます。現在は、音・光環境に関するテーマを中心に、ヒアリング調査、環境心理実験、物理環境計測などを行いながら、感じてわかる空間評価・利用を探求しています。

1.音声・音響パフォーマンスを行う空間の音響
 対面会話や講演などでの音声伝達や音楽パフォーマンスは、さまざまな場所や空間規模において行われます。このような環境では話者や演者と聞き手の双方の立場を考慮した音環境の改善や、利用空間の目的や状況に応じた音響支援が必要となります。建築音響的な検討とともに、スピーカを用いた電気音響による音場支援・制御システムについて検討を行います。
 
2.光視環境からみた建築空間の評価と利用法
 オフィスや美術館などの空間においては、昼光や人工照明による光視環境のコントロールが重要となります。このテーマでは、空間利用と光環境との関係性に着目し、視作業時の光環境の改善や、絵画鑑賞時の色彩の印象評価など、環境心理的面を考慮した建築空間の評価や照明の利用法について検討を行います。
 
3.空間の環境印象評価と感覚サインによる移動支援
 建築内にとどまらず、都市や地域における環境印象は音や光などさまざまな感覚印象に基づいて形成されます。サウンドスケープと建築計画、聴覚・視覚サインによる移動支援など、音と視覚情報の複合感覚評価や相互利用から地域環境の評価や行動特性との関係性について分析し、感覚による環境計画や空間評価について検討を行います。

 
●指導方法・年間スケジュール(予定)
 
テーマ・グループごとに、定期的に進捗状況を確認しながら指導していきます。
4~5月:研究ガイダンス、卒業研究テーマの策定
6月:研究テーマ・ディスカッション
9、12月:中間発表
2月:卒業研究発表会(公開)

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建築音響、室内音響設計、電気音響設計、防災(避難誘導)、音声情報伝達(音声明瞭度)、公共空間、大空間、多目的ホール、音楽ホール、パフォーマンス空間、その他

橋本 修 [准教授] / Osamu Hashimoto

博士(工学)


1963年、東京都生まれ。1986年、日本大学理工学部建築学科卒業。1988年、日本大学大学院理工学研究科 建築学専攻修了。1988~1989年、(株)竹中工務店勤務。1989年、日本大学理工学部建築学科。

project 1

公共空間の音環境改善

駅などの公共空間における音声拡声制御や避難時の音声誘導法、公共空間の建築内装について考える実験。左写真:スピーカからの音声アナウンスを聞き取り、評価を行う実験。下写真:駅ホーム内での音声アナウンスを測定する風景。

project 2

駅空間における視覚障害者歩行支援のためのバリアフリー環境デザイン評価

 誘導ブロック(触覚)情報以外の音・光サインを使った歩行支援を考える。下写真:視覚障害者による歩行時の感覚サイン・ヒアリング調査実験。

project 3

演奏者による舞台上空間の音場評価・設計

 オーディエンス側ではなく、演奏しやすさ・話しやすさから見たパフォーマンス空間の音響を考える。左写真:仮想舞台上音響空間内での演奏評価の実験。

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