スタッフ・研究室

計画をテーマとする研究室

建築史・建築論研究室

研究テーマ・キーワード:東南アジア世界遺産仏教建築民家フィールドワーク日本建築近世社寺 近・現代建築史建築家論・作品論建築運動史モダニズム建築の保存・再生
所属教員:重枝 豊特任教授田所 辰之助教授加藤 千晶助手

駿河台校舎タワー・スコラ S817室

歴史を紐解き、建築の歩みを振り返りながら、明日の建築を探し出そう!

研究室の活動内容

当研究室は、建築史および建築論に関わる研究を扱っています。建築の歴史を遡りながらも、つねに現代的視点を忘れず、建築を広い視野から考える姿勢を身につけていくことを目標とします。
指導は、重枝豊教授・加藤千晶助手【日本建築系】、田所辰之助教授・矢代眞己短大教授・川嶋勝短大助教・石田優短大助手【近代建築系】の二系列に分かれています。
日本建築系のゼミでは、現存している社寺・民家の建築を主な研究対象として、直接自分の目で建築を感じ取ることからはじめます。各建築の既存評価を参考にして、その建築の持つ意味を、図面を用いながら再検証、再構築していきます。
近代建築系のゼミでは、日本および欧米における近・現代建築の発展プロセスに着目していきます。新たな創造の一助とするためにも、建築が生み出される背景、時代や社会との関わりに関心を向け、建築を複眼的に見ていく目を養っていきます。近代建築系ゼミでは、卒業設計へも取り組みます。
定期的に行なわれるゼミ・発表会のほか、建築見学会(ゼミ・オリエンテーション、関西建築研修旅行)、フィールド・サーベイ、資料調査等を実施し、また学外諸機関との共同研究(「吉田鉄郎の近代」展実行委員会、第16回ドコモモ国際会議2020東京実行委員会、分離派100年研究会、世界建築史研究会等)を通じて、研究交流の機会を設けています。

研究室のテーマ

日本建築系

  • 日本建築の伝統空間を解読する研究
  • 社寺建築の計画・意匠・技術の調査研究
  • 歴史的建造物や街並みの保存・再生に関する実践的研究
  • アジア地域の文化遺産の保存・活用とデータ収集のための調査研究

近代建築系

  • 日欧における近・現代建築のデザイン・思潮・建築家・メディア(建築ジャーナリズム)に関する研究
  • 近代における住宅・集合住宅の発展・普及過程に関する研究
  • モダニズム建築の保存・活用のための評価および設計手法に関する研究
  • 上記の各研究、また建築・都市に対する建築史あるいは建築論的分析をふまえた制作(卒業設計)

研究・実績の紹介

重枝豊他2名 平成31年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 学生設計優秀作品展の40年間継続による普及啓発

「吉田鉄郎の『近代』-モダニズムと伝統の架け橋」展(文化庁国立近現代建築資料館)、実行委員会のメンバーたちと。田所教授、大川三雄元教授が委員として企画・立案に参画(2019年11月1日~2020年2月11日開催)。

研究室を挙げて取り組んだ豪華本。古代から現代まで、日本建築の内部空間の成り立ちを読み解く。(大川三雄・大橋智子・大山亜紀子・勝原基貴・加藤千晶・佐藤光彦・重枝豊・染谷正弘・高木愛子・田所辰之助・矢代眞己『日本のインテリアデザイン全史』柏書房、2018年)

最近の研究論文

  • 加藤千晶・重枝豊「日枝神社と根津神社の建築構成とその位置付けについて」日本建築学会計画系論文集、第744号、2018年2月
  • 藤千晶・重枝豊「17世紀後半における領主による権現造の受容に関する一考察」日本大学理工学部理工学研究所研究ジャーナル、第142号、2018年6月
  • 小島陽子・重枝豊「タ・ケオにおける段台基壇の寸法構成と建物の位置関係について クメール宗教建築の伽藍構成と造営手法に関する基礎的研究」日本建築学会計画系論文集、第759号、2019年5月
  • 川嶋勝・大川三雄・矢代眞己・田所辰之助「洪洋社の建築出版活動の概要とその特質について」日本建築学会計画系論文集、第721号、2016年3月
  • 川嶋勝・大川三雄・矢代眞己・田所辰之助「叢書形式の建築図集にみる洪洋社の刊行手法とその特徴について」日本建築学会計画系論文集、第743号、2018年1月
  • 高木愛子・大川三雄・田所辰之助「吉田鉄郎設計による北陸銀行新潟支店の設計プロセスに関する考察-株式会社」NTTファシリティーズが所蔵する関連資料の概要とその分析」日本建築学会技術報告集、第26巻62号、2020年2月(掲載予定)
  • 石田優・小山明「ストンボロー邸の二重ドアに関する研究」日本建築学会計画系論文集、第724号、2016年6月
  • 石田優・小山明「ストンボロー邸における壁面の左右対称性に関する研究」日本建築学会計画系論文集、第767号、2020年1月(掲載予定)
  • 矢代眞己・田所辰之助・川嶋勝他『モダニズト再考[日本編]:建築の20世紀はここから始まった』彰国社、2017年(共著)
  • ジョン・V・マシュイカ著、田所辰之助・池田祐子共訳『ビフォー ザ バウハウス-帝政期ドイツにおける建築と政治 1890-1920』三元社、2015年
  • 田所辰之助他『ウィーン 西洋近代の都市と芸術』竹林書房、2016年(共著)
  • 田所辰之助・川嶋勝(監修)『世界でいちばん素敵な建築の教室』三才ブックス、2019年

学外活動実績

重枝豊

  • 日本建築学会監事(2018.10.~現在.)
  • 建築史学会評議委員(2007.4.1.~現在)
  • 世田谷区文化財保護審議会委員(2012.1.27.~現在)

田所辰之助

  • 日本建築学会:代議員・常議員・近代建築史小委員会幹事・図書委員会幹事
  • ドコモモ・ジャパン:理事・国内登録専門委員会委員長・会報編集委員会委員長・第16回国際大会2020TOKYO学術委員会副委員長
  • 日本イコモス国内委員会委員
  • 「吉田鉄郎の『近代』-モダニズムと伝統の架け橋」展(文化庁国立近現代建築資料館)実行委員会委員長
  • 「分離派建築会100年」展(パナソニック汐留美術館・京都国立近代美術館)企画協力(分離派100年研究会)

矢代眞己

  • 日本建築学会関東支部歴史意匠専門研究委員会委員(2000年〜現在)
  • 日本建築学会全国建築系大学教育連絡協議会連絡責任者(2013年〜現在)

川嶋勝

  • 日本建築学会文献抄録委員会第7部会(歴史・意匠)委員(2019年~)
  • 鹿島出版会(1999~2019年/チーフエディター 2013~2019年)

石田優

  • 神戸芸術工科大学特別研究員(2016〜2018年)
  • 神戸芸術工科大学インタラクションデザイン教育研究所テクニカルアシスタント(2013〜2016年)

重枝 豊

特任教授
Yutaka Shigeeda

博士(工学)

1954年、山口県下関市生まれ。私立野田学園高等学校卒業。1977年、日本大学理工学部建築学科入学卒業。1980年、日本大学大学院理工学研究科博士前期課程建築学専攻修了。1980年、日本大学大学院理工学部海洋建築工学科副手。1983年、日本大学大学院理工学研究科博士後期課程建築学専攻単位取得退学。1989年、日本大学理工学部建築学科。

研究テーマ・キーワード:
東南アジアアジアヴィエトナムカンボジアチャンパタイインドネシア世界遺産世界建築仏教建築民家フィールドワーク建築写真
所属:建築史・建築論研究室

田所 辰之助

教授
Shinnosuke Tadokoro

博士(工学)一級建築士

1962年、東京都生まれ。1986年、日本大学理工学部建築学科卒業。1988年、同大学院博士前期課程修了。1994年、同大学院博士後期課程単位取得退学。1988~89年、ダニエル・リベスキンド主宰アーキテクチュア・インタームンディウムに参画。1997年、博士(工学)(東京大学)。1996年、日本大学短期大学部建設学科助手。2013年、同建築・生活デザイン学科教授。2014年、日本大学理工学部建築学科教授。

研究テーマ・キーワード:
近代建築史モダニズムドイツ近代日欧交流史近代住宅史設計方法論現代建築思潮建築ジャーナリズム保存・再生
所属:建築史・建築論研究室

加藤 千晶

助手
Chiaki Kato

修士(工学)

1989年、茨城県生まれ。茨城県立取手松陽高等学校卒業。2012年、日本大学理工学部建築学科卒業。2014年、日本大学大学院理工学部研究科博士前期課程終了。

研究テーマ・キーワード:
日本建築史近世社寺建築神社霊廟日本の伝統建築空間の形成過程
所属:建築史・建築論研究室