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1.ごあいさつ

2.課題主旨

3.審査委員長紹介

4.提出内容

5.応募資格/応募方法

6.審査員/賞/審査

7.公開発表会・表彰式・交流会/発表

8.連絡先等

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応募要項No.1応募要項No.2

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応募用紙






ごあいさつ

日本大学全国高等学校・建築設計競技委員会 委員長 岡田 章

 日本大学には、建築系学科をもつ学部が理工学部、生産工学部、工学部、藝術学部、生物資源科学部、短期大学部の6学部あります。それらの学部、学科が協働し、毎年、日本大学全国高等学校・建築設計競技を実施してまいりました。この間、全国の数多くの高等学校から高校生たちの作品を多数ご応募いただき、本設計競技を育てていただきました。皆様のおかげをもちまして、本設計競技も本年で58回を迎えることができました。これも、ひとえに皆様方の本事業へのご理解とともに、教育現場における教員の方々の設計教育への熱意の深さと、生徒諸君の競技にかける情熱の賜とあらためて感謝しております。
 さて、今年は本学の幹事校を理工学部建築学科とし、同学科教授であり、建築家としても活躍されております横河健先生に審査員長をお願いし、『向こう三軒両隣り』と題するテーマで作品を募集することになりました。
 本競技は、2つの部門を設けていますので、設計、または論文どちらでも応募できます。貴校において、関心と意欲のある生徒の皆様が多数ご応募いただけますよう、ご指導のほどをよろしくお願いいたします。


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課題主旨

この言葉は、古くから私たちの街に伝わる自然を愛する言葉です。
いつ頃できた言葉かわかりませんが、他人を気づかうという意味において私たちにとって大切な言葉だと思います。

私たちの街ではそれぞれが独立して別々の家庭をもっているのですから、
それぞれが個性のある暮らしをしていてよいのです。
それぞれの家は、家族構成も年齢も違うでしょう。
したがって、その家庭独自の暮らしとともに、それにふさわしい個性的な家の形があってしかるべきです。
しかし、それは他人を無視して自分(たち)だけがよければ良いというものではありません。
それぞれがおたがいの家の両隣りと向かいの家たちを気づかうことによって、
その隣りの家、またその隣り……と気づかいがつながっていきます。
このような考え方が連鎖していけば、きっと街中が美しくなっていくことでしょう。

今回の課題はこういった考え方の基に、
個性的な住居でありながら他人を気づかうことによって――、
その結果自分たちの街が美しくなるであろうと思われる住居の提案を求めます。
戸建ての住居でも、町家形式の長屋でも、アパートでもかまいません。
そこに住む個人の思いが連鎖すること、美しさとは他者を気づかうことです。
そしてDesignとはそれぞれのつながり、つまり、関係をデザインすることに他なりません。

このことは建築そのものにもいえますし、大きく都市を見ることもできます。
つまり、このことは広く環境を考えることになるのです。

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審査委員長紹介」
  横河 健(よこがわ・けん)
建築家・日本大学理工学部教授

1948年 東京都生まれ
1972年 日本大学藝術学部卒業
1972年 黒川雅之建築設計事務所
1976年 設計事務所クレヨン&アソシエイツ設立
1982年 横河設計工房設立
2003年〜 日本大学理工学部建築学科教授
2004〜2006年 JIA 日本建築家協会副会長
2008〜2009年 日本建築学会代議員
2009年〜 東京大学大学院非常勤講師

受 賞
1989年 東京建築賞/都市計画局長賞(警視庁日比谷公園派出所)
1995年 埼玉県環境科学国際センター指名コンペティション最優秀賞
1999年 日本建築士連合会奨励賞(平成ドミノ・堺)
1999年 日本建築学会賞作品賞(グラスハウス)
1999年 ベネディクタス賞特別賞(グラスハウス)
1999年 21世紀のソファ・デザインコンペ優秀賞(ソファ)
2000年 平成の二畳台目・茶室コンペ優秀賞(実施)
2000年 グッドデザイン賞(CESS/埼玉県環境科学国際センター)
2001年 BCS賞(CESS/埼玉県環境科学国際センター)
2002年 JIA日本建築家協会環境建築賞(CESS/埼玉県環境科学国際センター)
2002年 日本建築学会作品選奨(CESS/埼玉県環境科学国際センター)
2003年 日本建築学会作品選奨(武蔵野市立0123はらっぱ)
2004年 JIA 日本建築家協会25年賞(トンネル住居)
2006年 CSデザイン賞大賞(HIROO COMPLEX)
2006年 MYCOMオフィスアワード大賞(THE TERRACE)
2010年 ドナルド・マクドナルド・ハウス東大指名プロポーザル当選

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提出内容

第1部門(住まいの設計競技)と第2部門(文章による提案)の二部門に分かれる。

〈第1部門〉住まいと住まいの周辺についての提案

原則として戸建ての住宅または小規模の集合住宅を対象にし、敷地周辺についても考慮すること。
構造、階数などは自由。法規制についても、常識の範囲内でかまわない。
立地状況、敷地の広さなどは各自が設定すること。
家族構成、所要室なども各自の提案にしたがって、それぞれ設定すること。
下記の内容を、A1用紙1枚にまとめること。紙質・表現・仕上げは自由だがパネル化はしないこと。
応募者の氏名などを提出図面に記入してはならない。

1) 設計概要:設計および提案の主旨を600字程度にまとめる。提案内容にふさわしい作品タイトルをつけることが望ましい。
2) 配置図兼1階平面図:配置図には周辺との関係、外構計画を表現する。縮尺1/50〜1/100。
3) その他の各階平面図:平面図には室名・寸法・家具などを記入する。室名などは、日本語表記のみでよい。縮尺1/50〜1/100。
4) 断面図:1面以上。縮尺1/50〜1/100。
5) 立面図:1面以上。縮尺1/50〜1/100。
6) 全体外観図:模型写真でも可。ただし、模型は受けつけない。
7) その他:現況図面や現況写真などを示し、現況と提案内容の違いが分かるように表現すること。
    各自の提案内容を表現するために必要と思われる説明図、スケッチなどを描いて説明しても良い。


〈第2部門〉「向こう三軒両隣り」についての各自の考え方・提案を文章化すること。

・下記の内容を、A4用紙3枚にまとめて、横長につなぎ屏風折りにすること。用紙は自由だがパネル化はしないこと。
 応募者の氏名などを提出用紙に記入してはならない。

1)表題:主題(タイトル)および副題(サブタイトル)をつけること。
2)課題主旨を受けて、2,000字程度の文章で提案すること。
3)文章以外に、写真、イラストによってもイメージを伝えることができる。


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応募資格

2011年4月現在、高等学校在籍の生徒とする。応募は個人とする。

応募方法

・必要事項を記入した同封の応募用紙を封筒に入れ、提出物と一緒に郵送する。
・締切日 2011年8月31日(水) 当日消印有効
・提出先 〒101-8308 東京都千代田区神田駿河台 1-8-14
     日本大学理工学部建築学科教室事務室内
     日本大学全国高等学校・建築設計競技会事務局
     電話 03-3259-0724  FAX 03-3293-8253

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審査員

審査員長  横河 健(理工学部建築学科・建築家)
審査員 糸長浩司(生物資源科学部生物環境工学科)
速水清孝(工学部建築学科)
北野幸樹(生産工学部建築工学科)
サンジェイ・パリーク(工学部建築学科)
熊谷廣己(藝術学部デザイン学科)
広田直行(生産工学部建築工学科)
畔柳昭雄(理工学部海洋建築工学科)
矢代眞己(短期大学部建設学科)
田所辰之助(短期大学部建設学科)
山武ス子(理工学部建築学科)



最優秀賞(第1部門)   1点   賞状、賞品(図書カード10万円)、副賞15万円
審査員特別賞(第1部門)   1点   賞状、賞品(図書カード5万円)、副賞10万円
優秀賞(第1部門)   4点   賞状、賞品(図書カード各3万円)、副賞各5万円
佳作(第1部門)   5点程度   賞状、賞品(図書カード各2万円)
優秀提案賞(第2部門)   2点程度   賞状、賞品(図書カード各5万円)
奨励賞
(第1部門、第2部門)
  10点程度
  賞状、賞品(図書カード各1万円)

(賞状、賞品は応募者本人に、副賞は奨励金として応募者が在籍する学校に贈呈する。なお、本人と引率教員の交通費を支給する。)

審査

 第1次審査は、審査会を開催し、優秀賞6点、佳作5点程度(以上第1部門)、優秀提案賞2点程度(第2部門)、奨励賞(第1部門および 第2部門)10点程度を選出する。
 第2次審査は、公開による発表会を開催する。優秀賞6点の作者による発表を行い、最優秀賞、審査員特別賞各1点を選出する。

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公開発表会・表彰式・交流会

日時:2011年11月5日(土) 公開発表会は14時00分から
場所:日本大学理工学部駿河台校舎  東京都千代田区神田駿河台 1-8-14

発表
 審査結果は、応募者の在籍する学校に直接通知する。電話などによる問い合わせには一切応じない。
 入賞作品は、日本大学理工学部・生産工学部・工学部の各学部校舎で巡回展示会を開催する予定。
 また、入賞作品をホームページに掲載すると共に、作品集を応募者の在籍する学校に郵送する。

【日本大学理工学部建築学科ホームページ】
http://www.arch.cst.nihon-u.ac.jp/

【日本大学生産工学部建築工学科ホームページ】
http://www.arch.cit.nihon-u.ac.jp/

【日本大学工学部建築学科ホームページ】
http://www.ce.nihon-u.ac.jp/gakka/architecture/index.htm

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日本大学全国高等学校・建築設計競技委員会

委員長  岡田 章(理工学部建築学科)    
委員 淺野平八(生産工学部建築工学科)
浅里和茂(工学部建築学科)
糸長浩司(生物資源科学部生物環境工学科)
熊谷廣己(藝術学部デザイン学科)
畔柳昭雄(理工学部海洋建築工学科)
佐藤信治(理工学部海洋建築工学科)
佐藤慎也(理工学部建築学科)
  田所辰之助(短期大学部建設学科)
冨田隆太(理工学部建築学科)
速水清孝(工学部建築学科)
サンジェイ・パリーク(工学部建築学科)
広田直行(生産工学部建築工学科)
矢代真己(短期大学部建設学科)
八藤後猛(理工学部建築学科)

主催
日本大学理工学部(東京都千代田区・千葉県船橋市)・日本大学生産工学部(千葉県習志野市)・日本大学工学部(福島県郡山市)・日本大学藝術学部(東京都練馬区・埼玉県所沢市)・日本大学短期大学部(千葉県船橋市)

連絡先
〒101-8308 東京都千代田区神田駿河台1-8-14
日本大学理工学部建築学科教室事務室内
日本大学全国高等学校・建築設計競技会事務局
電話:03-3259-0724 FAX:03-3293-8253
担当:八藤後 猛・佐藤慎也・冨田隆太

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