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粟村かりん
Museum Of Artists
Super Jury
大きな道が途絶え移行する場所である敷地には、人の流れを流すでもぶつけるでもなく、受け止める建築が最適だと考え、人の流れと住宅街との関係から形態を導きました。そこにはアーティストが住み、透明な壁を通して訪問者と住人が関わり合います。住人は自由に芸術活動をしながら生活し、訪問者にとってはその生活自体が展示物となる美術館のような集合住宅を目指しました。
1. この作品が生まれたきっかけは?
人の流れを受け止める建築について考えている時に、計画敷地の地形が交差点から斜めに下がっているのを見て、建築のボリュームも斜めに削り取ってみたことから生まれました。
2. 普段何をしているときが楽しい?
映画やドラマを観て、フィクションの世界の中に入り込むことが好きです。
3. 今後の抱負は?
これからの学校生活の中で、今しか出来ない経験を出来るだけたくさんしていきたいです。
建築設計Ⅲ 豊かなオープンスペースをもつ複合施設
楽しげではあるけれど、グリッドの扱い方が気になりました。グリッドを変形せずに通して、そこに皮膜を被せれば、均質なグリッドと自由な皮膜の間の空間がもっと魅力的なものになるのではないかと思います。
内部の構造とファサードの構造が繋がっていないのが気になります。平面のゾーニングだけで使い方が決まってしまっているので、環境と場所とストラクチャーで棲み分けが起こるともっと一体化されたものができると思います。
すごく複雑な立体をまとめているのが面白いと思います。住宅が入り込んでいる部分とお客さんが入れる場所を分けていなくて、見られたい側が見られたいならいいけれど、見る側も恥ずかしいという問題もあるなと思いました。前提条件の設定が自由すぎるので必然性がほしいですね。