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丸山礼人
屋中荘
Super Jury
谷中の風情と美術を融合させた住宅である。重なり合う住宅の瓦屋根、無数の箱の集合性などの敷地の魅力や既存建築の要素を活用し、点在するギャラリーやアトリエを繋ぎ、生活空間が一体となったデザインを実現する。谷中の景観や歴史を尊重しつつ、家族それぞれが創造性を発揮できる空間を提供する。瓦屋根の光反射や雨の流れが建築と自然をつなぎ、生活そのものがアートになる。パブリックとプライベートの二面性を持ち、街と自然、暮らしを調和させた気軽に訪れられる魅力的な場所を創出した。
1. この作品が生まれたきっかけは?
谷中の風情と美術を融合させた住宅である。重なり合う住宅の瓦屋根、無数の箱の集合性など敷地の魅力や既存建築の要素を活用し、点在するギャラリーやアトリエを繋ぎ、生活空間が一体となったデザインを実現する。谷中の景観や歴史を尊重しつつ、家族それぞれが創造性を発揮できる空間を提供する。瓦屋根の光反射や雨の流れが建築と自然をつなぎ、生活そのものがアートとなる。パブリックとプライベートの二面性を持ち、街と自然、暮らしを調和させた気軽に訪れられる魅力的な場所を創出した。
2. 建築学科を志望した理由は?
展示作品の生死を左右するのは、建築そのものだと考えています。私は作品と共に時を刻み、歩み続けるような美術館を創りたいと思い、志望しました。
3. 今後の抱負は?
楽しむ心を、忘れない。
建築設計Ⅰ 谷中の住宅
屋根に注目したのであれば、それらがつくる境界面、たとえば軒下空間についても仕掛けを用意してほしかったなと思います。
屋根がスラブを貫通しているところとか、新しい言語だなと感心しています。屋根がかかった下の空間がもっと面白く使えそうに思います。新築なのに1回リノベーションしてさらにそれを繰り返している途中のように見える設計手法も面白いと思いました。
すごい造形力だと思いました。屋根が1階まで落ちて廃墟の美学を造形しているのが良いと思いましたが、螺旋階段が新しくて、少し違和感がありました。屋根に目が行きがちですが、この建築の佇まいを決定づける正面は、圧倒的な屋根の造形を引き受ける確かな壁面が残る裏側なのでは、とも思いました。