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持田奈緒
墓参日和
Super Jury
谷中は、歴史残る寺院の静謐さと、商店街の文化が入り乱れる賑やかさの2つが混ざり合う特殊な土地である。このような相反する空気を建築にも取り入れたいと思い、花屋兼庫裏(くり)とした。敷地北側を宗林寺の庫裏とし、花屋からは宗林寺の墓地へと直接接続した。明るく軽い足取りで墓参りに行くことがあっても良いと考え、今回の提案をした。
1.この作品が生まれたきっかけは?
谷中霊園を歩いた際、墓地とは思えない清々しい空間に感銘を受けた。自分の墓地に対する、暗く寂しい場所という既成概念を壊してくれたため。
2. 普段何をしているときが楽しい?
課題が始まったばかりの、どんな建築にしようか考えているとき。進んでいると色々考えなければならないことが増えて上手くいかないことが多いが、始めは自由に考えられるから。
3. 今後の抱負は?
1つのことにとらわれず、自由に建築を考えたい。興味のあるものが沢山あるため、建築に限らず色々なことにチャレンジし、自分の中で何が一番大事なのかを探したい。
建築設計Ⅰ 谷中の住宅
庫裏という設定が面白い。既存のお寺との関係性をどのように捉えているのか気になりました。
住宅部分が閉じている印象が少し気になりましたが、透明な長屋が5つくらいレイヤーとして重なっている感じが面白かったです。
ドライエリアが縦に伸びているので通路がすごく気持ちのよい空間になっていると思います。
敷地の利用計画をしているんですよね。それぞれが自立した4つのゾーンを作っている。