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大森心温
影の支え
Super Jury
この作品は子ども食堂の矛盾を目にみえるような形で表現しました。敷地全体に広がった広場を構造的に下から支えるように子ども食堂を配置し、社会を支える子ども食堂を表現しました。住宅側から見ると子ども食堂と広場が同時にみえるため、ここを通る人がこの建築を見て子ども食堂や現代の社会について改めて考えさせられるようなものをコンセプトに設計しました。
1. この作品が生まれたきっかけは?
子ども食堂の課題を始めるにあたって、子ども食堂について調べているときにもちろん孤食の子どもを助けたり地域の交流を増やせるというポジティブなことも多い反面、子ども食堂の増加による資金、人手不足や、そもそも子ども食堂のできた理由として離婚率の増加やひとり親家庭の増加などが挙げられることを知り、ポジティブなことばかりではないことを学びました。このように子ども食堂について知らない人たちが子ども食堂について考えたり調べる機会を作れたらいいと考えたのがきっかけです。
2. 普段何をしているときが楽しい?
サッカーのサークルや社会人のチームに所属していて、その練習や試合をしているときが楽しいです。
3. 今後の抱負は?
このスーパージュリーを通して色々な人の考えに触れ学ぶことが多かったので、これからもっと建築に触れていき学んでいきたいと考えます。
建築設計Ⅰ 子ども食堂 -まちの居場所
広場と子供食堂の関係を断絶していますが、それぞれが少し気配を感じられても面白いと思いました。子供食堂と道路との関係はガラスで透明なものとなっていますが、そこにも例えば縁側があって腰掛けられるなど、境界面に対する工夫があればもっと良くなると思います。
平面図ですごく楽しげに見えたのですが、子供食堂から広場へのアクセスが気になりました。活動として開かれている感じにできそうなので、育てて、収穫して、調理してと多くの人が関わる「食」というメディアを使ってもっと豊かな関係が生まれるようななにかが描かれると良いと思いました。
畑を作ったり、地域の人が関われるエリアがあったりね。
建物の中で大人が入れないゾーンがあったりして、そこが子供にとって特別な場所になる可能性もあって面白いと思いました。