SELECTION
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優秀賞
粟村かりん
谷中で紡ぐ家
Super Jury

谷中の街から取り出した道を補助線に住宅を設計。廊下がないと、部屋から部屋を覗けて家族と過ごす時間を意図的に増やすことができるのではないだろうか。。家族は和菓子づくり体験と茶道教室を行い、観光客も街の当事者として家に繋がることを提案。

1. この作品が生まれたきっかけは?

計画敷地の谷中を歩いていて「谷中の街並みを構成する道を住宅に使えば、いろんないいことが起きるんじゃないか」とふと思いついたことがきっかけです。

2.建築学科を志望した理由は?

昔から美術が好きで、年中からアート教室に通い始め、小学生で美術系の仕事に就きたいと考えていました。その中で建築士に最も興味を持ち、建築学科を目指そうと決めました。

3. 今後の抱負は?

これからも自分が満足できる作品を作っていきたいと思います。

講評
伊藤暁

家族以外の人も利用するプログラムを提案するという課題において、どこまでが家族の空間でどこまでが観光客の方が入れる空間かというのがわかりづらい点が気になりました。開口部の作り方、周辺との関係については、もう少し緩急をつけて、思い切り開くところと、家族だけの安心できる空間とが建物の表情として出てくるとよかったかなと思いました。

岩瀬諒子

空間も魅力的ですごく丁寧に設計していることがわかりました。谷中の道を補助線にしたというのなら、視線の抜けや、ファサードも街から取り出してくると、自分がいいなと思ったものがもっとインテリアに反映できるかなと思いました。

藤貴彰

断面方向の構成が気になりました。平面のデザインは谷中の路地から取り出してきているのがわかったので、魅力的な断面構成や外観についてもどのような操作で出来上がっているのか説明できると説得力が出ると思いました。