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江村菜々美
「陰と、陽と。」-感情のままに過ごす-
Super Jury
貧困家庭のための場所というイメージが強かった子ども食堂。勉強を教えてもらったり、近所の農家とのふれあいがあったり、地域の交流場にもなっている。敷地周辺には多世代交流が生まれる居心地のいい公園。さまざまな人が集まれる溜まり場的な空間、そして利用者が素直になれる居心地のいい子供食堂を計画する。
1. この作品が生まれたきっかけは?
今年の2月に卒業制作展をいくつか見たことをきっかけに「人(子どもたち)の気持ち」に焦点を当てた建物を建てたいと思いました。
2.建築学科を志望した理由は?
子供の頃からものづくりやアイディアを出すのが好きだったことと、自分の考えが形になり、それが人々の生活を変えられる・支えられる点が魅力的で建築の道を選びました。大学で建築を学び、一級建築士をとりたいと思ったので建築学科に入りました。
3. 今後の抱負は?
学生のうちだからこそできる、大胆で柔軟な設計をしたいと思ってます。数年後に女性建築家として国内外にさまざまな建物を設計し、多くの人の生活を変えられる・支えられる建築家になりたいと思います!
地面の延長のようにみえるこの造形をひとつの屋根として全て解決しようとしてしまっているので、勾配が急になったり、内部が窮屈になっている側面がありました。今後の課題に取り組むときは、1個のアイディアで全て解決しようとしないほうが良いと思います。2個目、3個目のアイディアをどういうふうに投入できるかで、もっと自由で豊かな空間ができるのではないかと思いました。
設計を始めたばかりとは思えない造形力があると思いました。この地形を活かしたデザインとして、それぞれの場での活動が偶然交わるようなシーンが具体的に描けているともっと良いです。こちら側で遊んでいた子が厨房を覗いたりとか、寸法的にもう少し考えられると次の展開がみえる可能性があると思います。自分ができたと思ったあとのちょっとした違和感を真面目に考えることが大切です。
閉じている場所と開いている場所に入ってくる光の関係性がもう少し明確になると良いと思います。