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最優秀賞
細田祥太郎
阿吽
Super Jury
明治神宮の参道の延長線上に計画敷地と根津美術館が挟むように位置している。この参道沿いに神社のエネルギーが集まり、人が吸い寄せられて発展しているのではないだろうか。灯籠も残っているが参道自体は計画敷地のあるエリアまでは伸びていない。その参道を“伸ばす”ことで何かいいことが生まれるかもしれない。
1. この作品が生まれたきっかけは?
私は元々、明治神宮の木組みの美しさに惹かれて建築を志しました。課題文を読んで最初に神宮との位置関係を確認し「是非この機会に、明治神宮の歴史に触れてみたい」と考えたことが「阿吽」のコンセプトに繋がっています。
2.普段何をしているときが楽しい?
私は知らない街を歩くことが好きです。地図を見ずに、自由気ままに歩いているだけで休日を満喫できた気がします。歩いて見たもの、感じたことが自分の知識の引き出しになっていたらいいなと思います。
3. 今後の抱負は?
super jury、学縁祭、新人戦などを通して多くの課題が見つかり、自分の力量不足を痛感しました。「一歩足を踏み入れた瞬間、ワクワクする建築」とはどういうものか、今後研鑽を重ねていきたいです。
すごくよくできているし、空間的にも魅力的だし、都市的コンテクストに対するアプローチもハイレベルに実現されていると思います。参道を敷地側まで引っ張ってきてあげるとどんな意味があるのか、この形態を成立させるためのストーリーに見えてしまう面もあったので、なぜこれがここに必要なのかという切実さが伝わってくると良かったです。
完成度が高いし、非常に共感力の高い作品だなと思いました。都市的な見立ての造形原理が単調に見えてしまう点が気になりました。根津美術館をあって良しとしてアイディアが出たのか、他にも考えたことがあったのかもう少し深掘りしてみたかったです。
阿吽という対になるものをコンセプトにしているので、根津美術館との対比や関係性についてどのように考えているかが気になりました。引き受けるのが屋根形状で良いのか。ただ造形力もあり、生み出されている空間はすごく面白いなと思います。