SELECTION
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鈴木竜雅
連鎖的形態
Super Jury

「私が創造するのではなく、「敷地」という固有の存在(その土地)が創造する」建物自体が土地から成長しているかのように生まれた住宅。一見閉じているように見えるが、外部への視線の抜けもあり開かれた空間となっている。

1. この作品が生まれたきっかけは?

大林組研究所の「3Dプリンターの家」を毎朝通勤時に見るのですが、自分なりに新たな技術の形態の可能性を模索したいと考えたのがきっかけです。

2. 建築学科を志望した理由は?

幼いころからレゴブロックで、限られた部品を用いてどれだけその対象物を再現できるのか考えるのが非常に楽しく、小学生のときは学校から家に帰って夜遅くまでレゴのカタログを見ながら船や飛行機などを作っていました。そのころから、ものづくりなどに興味を持ち、絵や工作をしていく中で建築という仕事に関心を寄せ始めました。

3. 今後の抱負は?

カジミール・マレーヴィチからフランク・ロイド・ライトやザハ・ハディドなど、多くの建築家が探求しきた「ランドスケープとしての建築」を自分なりに解釈し、今後の設計課題を通じて吟味していきたいと考えています。

講評
伊藤暁

敷地が持っているものを手がかりにして持ってきたから土地によって導かれて出てきた形態だというロジックの作品でした。ただ、外壁の有機的な形状は敷地とはあまりリンクが感じられないという点もあり気になりました。全部が一つのロジックでできているのがいいとは思わないですが、説明の切り口が毎回異なるので、筋を通して説明することでもう少し奥行きのある建築になると思います。

佐藤光彦

内部空間によって建築は決定されるべきだと言ってましたが、外形をどのように決めたかということの説明が不足していると感じました。