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雨宮早咲
Gradation Terrace
Super Jury
敷地を表参道からの流れの終着点と捉えたとき、ここに住む人たちと訪れる人たちのそれぞれの空間が交わることをコンセプトに設計を行いました。また、南青山に居場所を多く作るということを意識しています。オープンスペースをステップ状に配置し、そこに面するように店舗と一部の住宅を配置しました。訪れる人と住む人、働く人がオープンスペースを共有する構成です。
1. この作品が生まれたきっかけは?
敷地調査の際に、人の流れの終着点になっていると感じ、オープンスペースをこの流れを受け止めるように配置しました。その流れが続くようにオープンスペースをステップ状に配置したことでこの形ができました。
2. 普段何をしているときが楽しい?
音楽を聴いてるとき、ドラマ・映画を観ているとき、美術館や博物館で様々なジャンルの芸術に触れるときが楽しいです。
3.今後の抱負は?
設計をする際に、現実的な視点で実現性などを考えてしまうところがあるので、現実から離れた視点も持ちながら設計をできるようになりたいです。
建築設計Ⅲ 豊かなオープンスペースをもつ複合施設
豊かさってなんでしょう?自分にとっての豊かさとは何かを示してほしいです。たとえばヒルサイドテラスの持つ豊かさを槇文彦さんの本などを読んで考えてほしい。全てが見通せるのではなく、奥があり、少し静かな場所があったりレベル差があったり、住宅と商業が緩やかに繋がっている。そういう奥行きをもつことで生まれる豊かさを建築にできるといいですね。あとはオープンスペースとはいえ、誰を対象にして、どこまでがこの集合住宅の共同体なのかという点がはっきりしてくると具体的なシーンが見えて密度があがると思います。今は表参道側の華やかで商業的な側面しか対象にしていないように見える。
動線はすごく良いと思うのですが、境界線のガラスの壁はもう少し工夫ができるのではないかと思います。クリエイターが暮らすからといって、東京の賃貸物件で自分達の暮らしを見せるという暮らし方を提案するには、もう少し伝え方や振る舞いのデザインが必要だと感じます。万博で平田晃久さんが作った催事場で、スロープが行き止まりになるデザインがありましたよね。平田さんご本人が、使い方を伝えきることができなかったとおっしゃっていて、僕もハッとしました。今回の場合、ただオープンスペースを作って、ガラス張りで生活を見せたいというだけだと、本当にこの先に進んで良いんだろうかみたいな状態になりそう。オープンスペースってなんだろうという点について、この大きいスケールを扱っている以上、もっと考えたほうが良いと思いました。
多分、開かれた場所とプライベートのONかOFFかみたいな部分だけだから抵抗があると思います。住居の中にその曖昧なゾーンを噛ませてあげると、よりリアルな提案になりそう。住人の共有リビングでもいいし、外からは入れないけど住んでいる人たちは使えるみたいな。住居の付加価値を高めるためにも、ここまではこの階の人しかいけません!みたいなオープンスペースの作り方をしても良いと思います。