SELECTION
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櫻井結生
感情の路地
Super Jury

子ども食堂が持つ人との繋がりは直接的であり、他者からの干渉がストレスとなる場合があります。そこで本設計では、自然な形で他者との繋がりを育むものとして「共感」を提案します。感情との関係性に着目した設計により、同じ感情空間を経験でき、共感が誘発される建築を目指しました。

敷地は公園内の角地に位置し、住宅路地と接しています。公園の持つ開かれた公共性と、住宅路地における人や物との偶発的な出会いによる豊かな感情体験。この二つを延長として捉え、双方の性質を併せ持つ空間を構成します。開放的で匿名性のある居場所であると同時に、路地を介して偶発的な行動や感情が誘発される場を設計しました。

1. この作品が生まれたきっかけは?

子ども食堂は食事と交流の場を提供しているが、私はその先に、交流を前提としない繋がりのあり方を建築で考えたいと思ったからです。

2. 普段何をしているときが楽しい?

スタイロでスタディをしてる時です。

3.今後の抱負は?

もっと悩むことです。

講評
畝森

全体的に魅力的なのは分かる。例えば、静寂・没頭・圧迫・緊張などを建築に置き換えることに関して、すごく共感できますが、言葉を当てはめるためのジャンプに飛躍がありすぎると感じました。なぜ圧迫・緊張がその形になるのか、ということをもう少し言語化・形式化する必要がありますね。全体としてのルールがないまま、言葉と建築が飛躍を持ちながら当てはめられているから、何故こうなっているかが見えず、建築の設計と言えるのか?と思ってしまう。言葉を与えるのが簡単すぎるし、建築を作るのも簡単すぎると感じました。もっと地道に悩んでも良いと思います。

工藤

彼自身が考える共感の範囲をもっとわかりやすい具体的な言葉やスケッチなどで説明してほしかった。。普通の街と何が違うのか。結局バラバラな観点の建物がどういう風に隣り合って、どこまで隣同士で関係しあうのか、自分で理解して表現・説明できると良くなると思います。

田中

とても魅力的な街だと思う。多分、圧倒的に他の街と制度が違うんですよね。普通は、路地があるからといって道路に飛び出したり、他のお家にリボンをかけちゃったりすると怒られますよね。それができる街なのかなと思います。今日は1人で食べたいと思った子が、路地の隅っこで食べることもできますしね。ただ、彼の口からそういう説明がでてくるともっと良かったと思います。遊具と建築の間のようにも感じるので、もう少し色とか質感に頼っても良かったかも。

建築設計Ⅰ 子ども食堂 -まちの居場所