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清悠空
落語荘
Super Jury
谷中に落語一家の寄席のある暮らしを設計しました。谷中から浅草にかけて落語は町の可笑しい日常を噺に変え、家や店先で喋り始めたことがきっかけで生まれています。谷中でのお噺も沢山あり、谷中の家の中の暮らしが溢れ出すような豊かな姿を落語家は噺にしたのでしょう。そんな谷中の落語噺のような暮らしを寄席と住宅のコンプレックスとして設計しました。
1. この作品が生まれたきっかけは?
谷中という街を歩くと残余の場に生活が溢れ出ていました。そんな場で人々が話をしていることが魅力的で、そんな状態が落語のように思えました。
単純に落語に興味があったのも理由の一つです。
2. これまでやっておいたほうが良かったと思うこと、もしくはやっていて良かったと思ったことは?
自身の住宅を設計していただいた森ヒロシ建築設計所の森さんがきっかけで建築に興味を持ちました。小中高と建築への興味は絶えず建築学科へ進学しました。
3.今後の抱負は?
建築家になるため精進します。
建築設計Ⅰ 谷中の住宅
寄席には幕があって、下手上手があり、次の演目のめくり台があったりしますよね。それらの寄席を構成している要素と流れも含めて寄席は面白い。そういう特徴と、今回の建築とが関係していないように見えます。だから何がやりたいのか分かりづらいのかもしれないなと感じました。
生活と働くことの境界について、どのように考えているか気になりました。これまでの日本の店舗併用住宅でもやはりどこか境界があって、それでも繋がっている。今回はすごく大きいグリッドのストラクチャーの中に全部詰め込まれてしまっている気がします。自身の原体験を反映しているのは分かりますが、本当にこのストラクチャーと構成で良かったのだろうか。例えば土間みたいなものが生活とまちをつなげてきたように、暮らしの具体的なシーンを参照しながら空間が表現できると良いと思います。生活とプログラムと建築の関係が切り離されているのが気になりました。
谷中のことを自由に落語として話すという設定は、普通の人にはできないだろうと思いましたが、彼自身が落語が好きだと伝わり、日常のどんなことも話に変えていく能力があると感じました。でも少し遠慮している。もっと建物自体に落語の”可笑しみ”みたいなものを感じさせても良いかもしれない。2階を寄席の機能に集中させてしまっているけど、もっとこの住民の生活が入り込んで、住居と寄席のハイブリッドみたいな表現ができると思いました。多分、正しい建築の形に着地しようと思ってしまったのかな。あなたの落語愛のほうがずっと面白いです。