FUTURE就職や進学について

日本大学理工学部建築学科の進学の状況や大学院を取り巻く社会的背景について、また、3万人以上のOBOGとのネットワークを活かした独自の就職支援の取り組みをご紹介します。

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就職率97.3%3万人以上のOBOGとの連携
日大理工建築の「就職」が
強い理由

卒業生のネットワークを活かした日大理工建築ならではの就職支援

2022(令和4)年度の日本大学理工学部建築学科(日大理工建築)の就職率は97.3%でした。ここまで高い就職率の理由は2つあります。ひとつは、卒業生(OBOG)との連携です。日大理工建築は、これまでに3万人以上の卒業生を輩出してきました。日本はもちろん世界で活躍するOBOGとの連携が、学生の皆さんの就職を力強くサポートします。

もうひとつは、日大理工建築独自の就職支援とキャリア教育です。日本大学また日本大学理工学部としても、それぞれ強力に就職活動を支援していますが、日大理工建築では、主に学部生向けの「OBOGと学生との懇談会」、大学院生対象の「キャリア教育プログラム」という“学生を適した職業へと導く支援”を行っています。
これらの継続的な実施が現在の高い就職率へとつながっています。ここでは、他大学の建築学科では見られない日大理工建築独自の支援を具体的に紹介します。

適した職業へと導く日大理工建築の支援

就職活動の道標となる「就職・進学ガイダンス」

学生たちはその時点で必要となる情報が得られる「就職・進学ガイダンス」を受講します。

4⽉より⽉1回のペースで実施する「就職・進学ガイダンス」では、日大理工建築の就職支援の全体像やOBOGの就職先の概要が話され、自身の興味のある業種・業態の企業研究を始めます。

10月のガイダンスでは、間近に迫った「OBOGと学生との懇談会」の参加の注意、建築学科就職情報サイトの登録などが話題となり、訪問する参加企業の企業研究を始めます。

また、就職活動に関するマナーや企業から内定が出た後の流れなどについても説明されるとともに、大学院進学を決めた先輩方の講演や公務員採用試験についての話があり、就職・進学に関する具体的な進路について熟考する期間に入ります。

4割の学生が参加企業の内定へとつなげる「OBOGと学生との懇談会」

10〜12月にかけて「OBOGと学生との懇談会」が開催されます。ここで学生たちは、興味を持った企業のOBOGから直接、仕事の内容ややりがいを聞くことができます。参加企業数は継続して日大理工建築から採用を行う約80社です。

それぞれの企業からOBOGが集まり、会場には企業ごとのブースがつくられます。学生たちは、気になる企業ブースを気軽に訪ねながら、OBOGとコミュニケーションを取ることができます。

OBOGの中には、数年前まで学生だった先輩も多く含まれているため、学生たちの不安な気持ちを理解しながら親身になって相談を受けることができます。また、学⽣たちは誘いを受けた企業のインターンシップに参加します。

この催しに参加する日大理工建築の学生数は約300名。そして結果として 建築学科(学部卒)の就職希望学⽣の約4割が、参加企業へ内定しています。また、スーパーゼネコンをはじめとした大手企業への内定者数も年々増えています。

職種の特色を知る「キャリア教育プログラム」

11月に行われるのが、ゼネコンや組織事務所の「意匠」「構造」「設備」「開発」「研究」などの建築設計・研究職等の専門職に就職を希望する学生を対象とした「キャリア教育プログラム」です。実際に、業種が同じでも企業が異なると仕事の内容は変わってきます。ここで約2週間にわたり、建築設計や研究職などに就いたOBOGを招いて、それぞれの企業における職業の具体的な内容、将来的な展望などを話していただきます。さまざまな職種をより詳しく知ることで、学生は自分の興味や能力と照らし合わせながら、自分の将来のキャリアを定めていくことができます。

その結果、修了生の多くが設計専門職や研究職といった技術者として、社会で活躍することになります。

大学院を取り巻く社会的背景

  • ・全国の理系では就職者の約40%、製造技術者では約50%が大学院博士前期・後期課程の修了者です。
  • ・理系の大学院修了生の数は20年前の約2倍。理系では大学院進学が一般的になってきています。
建築学専攻の進学者数(定員50名)
H30
2018年度
R1
2019年度
R2
2020年度
R3
2021年度
R4
2022年度
R5
2025年度
男子 40名 49名 40名 48名 45名 59名
女子 24名 8名 18名 18名 31名 29名
合計 64名 57名 58名 66名 76名 88名
大学院入試
試験
区分
Web
登録期間
出願時期 試験時期
学内推薦
一般第1期
5月下旬〜
6月上旬
6月上旬 7月上旬
一般第2期 7月中旬〜
下旬
7月下旬 9月上旬
一般第3期 1月下旬〜
2月上旬
2月中旬 3月上旬
*大学院入試の詳細や日程は入試情報をご覧ください。

就職

  • ・意匠設計職、構造設計職、設備設計職、都市開発職、研究職、デザイナー職など、専門性の高い分野の職種に就くことを目指す学生には、大学院博士前期(修士)課程への進学を勧めます。
  • ・大学院博士前期(修士)生を対象に設計専門職や研究職に特化した「キャリア教育プログラム」を実施しています。
    このプログラムでは、大手建設会社の設計職や大手組織設計事務所などのOBOGから、専門職に関する仕事の紹介や進路の相談などを受けられます。

奨学金等

  • ・給付型の理工学部奨学金(第1種:90名・第2種:5名)、理工学部後援会奨学金(学部短大を含め40名)、貸与型の日本学生支援機構奨学金(第1種・第2種)などがあります。貸与型の日本学生支援機構奨学金(1種)でも「特に優れた業績による返還免除者」に認定されて、全額または半額の返還を免除される学生がいます。
  • ・実験科目等の授業補助を行うティーチング・アシスタント制度もあります。
大学院からの就職

● 学部との違い

2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
学部 大学院 学部 大学院 学部 大学院 学部 大学院 学部 大学院 学部 大学院 学部 大学院
就職・進学
合計人数
306名 58名 283名 62名 288名 51名 267名 58名 278名 50名 256名 56名 274名 57名
ゼネコン
大手5社
30名 8名 15名 13名 16名 10名 23名 9名 13名 6名 11名 4名 10名 7名
大手設計
事務所
0名 4名 0名 5名 1名 11名 0名 11名 0名 7名 2名 6名 0名 8名
合計 30名 12名 15名 18名 17名 21名 23名 20名 13名 13名 13名 10名 10名 15名

● 卒業・修了生に占める
ゼネコン大手5社+大手設計事務所就職者の比率

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