01 DEPARTMENT学科の特徴について
最前線で活躍する講師陣や世界中で活躍する卒業生のネットワーク、さらにはキャンパスの立地や学習環境など、100年を超える歴史の中で育まれた、日大理工学部建築学科の魅力についてご紹介します。
日本大学理工学部建築学科5つの魅力
日本大学理工学部建築学科は1920年の創設以来、「私学の雄」としてその伝統と実績を重ねてきました。
創設から100年間。常に各分野の最前線で活躍する教授陣を迎えながら、その時代ごとのニーズに対応させた教育を実践し続けています。
これまでの歴史の中で巣立っていった3万人以上の卒業生たちは、国内のみならず世界中で活躍しています。総合的であり、社会と大きく作用し合う、エキサイティングな「建築」を学ぶ場を、これからも進化させ続けていきます。
環境まで、建築学のあらゆる分野を網羅
日本大学理工学部建築学科では、設計、計画、建築史、都市計画、構造、材料、環境、設備など、建築のさまざまな分野の第一線で活躍する27名の教員が迎えます。
建築という学問を通じて、日々学生たちと対話を重ねながら、教員と学生が一体となって育み合う場が、ここにはあります。また、3年次後期には研究室配属があり、さらなる専門分野について学びます。研究室の数は17研究室と、こちらもバラエティに富んでいます。この教員と研究室の多様さは、日本の建築系教育機関の中でも有数なものといえます。
日本大学理工学部建築学科の主要拠点は、駿河台キャンパス「タワー・スコラ※」です。17の研究室は、この建物の中にすべてが集まっています。その利点を活かし、研究室同士が相互作用してひとつの問題に取り組んだり、協力し合ってアイデアを実現化させたりと、本学科ならではの活動にも取り組んでいます。
※2019年に完成した校舎は、地下には実験の授業が行われる実験室など、7階には設計の授業が行われるスタジオやミニレクチャーが行われるスライド室など、そして、8~9階にはすべての研究室が集まっています。
ネットワーク
これまでに本学科を巣立っていった卒業生の数は3万人以上におよびます。卒業生たちは、日本にとどまらず世界各地でも活躍しています。日本中、世界中に広がり続けるこのネットワークは、在学生の可能性をより豊かにするものです。
卒業生たちのネットワークを持続、機能させるために「桜門建築会(通称:桜建会)」という卒業生たちによる組織もあります。
「桜建会」主催による、さまざまなイベントも開催されています。
みんなにとってのキャンパス
駿河台キャンパスがあるのは、東京都千代田区駿河台(お茶の水)。
周辺3キロ圏内には東京駅、皇居、日本武道館、靖国神社、東京ドーム、後楽園、秋葉原、神保町、神田、湯島、日本橋など、たくさんの魅力的な街と施設が広がる、東京の中心的な地域です。また、電車や地下鉄によるアクセスも良く、新宿や原宿、渋谷、池袋など、主要な街へもスムーズにアクセスすることができます。一歩踏み出せば、それぞれ違う表情を持つエリアが広がっています。
そのようなリアルな街を日々観察し、さまざまなことを吸収できる眼を養うことも、建築を学ぶ上で大事なことのひとつとなります。2年次から過ごすことになる駿河台キャンパスは、日常の何気ないシーンから建築を学ぶポテンシャルに応えられる場所です。校舎は塀で囲まれることなく、駿河台の街と境目なくつながっています。だからまるで、街そのものがキャンパスのよう。楽しみながら、街に学ぶ。そんな大学生活が待っています。
*1年次は船橋キャンパス、2年次以降が駿河台キャンパスとなります。
学習施設、実験室を設置し、
建築教育・研究に活用
都心にありながら、建築設計、計画、環境、設備、構造、材料といった建築学のあらゆる分野の学習環境を提供する施設を多く設置しています。7階に配置される「スタジオ」では、個人指導を基本としたスタジオ制の2年生以上の「建築設計」の授業を行っています。また、可動間仕切りを活用し、「建築設計」の講評会など様々なイベントに活用しています。18階・ペントハウス部分には、建築学科と電気工学科の共用実験室として「音響実験室」が設置されています。音響実験室は完全無響室として音の再現や測定に関わる教育・研究に活用されるほか、電磁波シールドを備え、超音波・電波に関わる研究も実施できる貴重な実験施設です。タワー・スコラには4つの構造実験室が設置され、さまざまな試験機を用いて教育・研究が行われています。ここで行われる実験と構造系の講義で得た知識を融合させ、建築物の構造性能への理解を深めています。また、船橋校舎に設定されている理工学部の実験施設も適宜活用しています。