環境および設備をテーマとする研究室環境・音響工学研究室
研究テーマ・キーワード:
-
建築音響
-
室内音響
-
電気音響
-
公共空間
-
音声情報伝達性能評価
-
音楽ホール
-
パフォーマンス空間
-
舞台上演奏性評価
-
ホール内音場評価
-
光視環境評価
- 所属教員:
-
- 橋本 修 教授
- 研究室:
- 駿河台校舎タワー・スコラ S808室
環境情報として機能する「音」への探求
研究室の活動内容
建築空間の安全性や快適性についての評価を行う際、利用者が「見る」「聞く」「触れる」といった人間の感覚を主体的に利用する状況では、感覚情報がその空間の環境性能を決める要因となります。この研究室では、建築空間における光・音の性質のあり方をテーマに、建築空間の環境物理特性と人間の心理・感覚評価や知覚判断との対応を考察して、環境要素とデザインとの関係性や建築計画への応用について研究を行っています。
研究テーマ
主な研究テーマ
- 音楽演奏を行う舞台上空間と客席空間の音響
(アンサンブル演奏時の演奏性能評価、客席内の音場評価) - パブリック空間の音環境計画
(駅内音声アナウンスと拡声設備、Learning Commonsの音環境)
(オフィスの作業性と音環境、背景騒音下における音声伝送性能評価) - 建築空間内の光視環境評価
(執務空間内の作業性と照明環境、展示空間における照明)
研究・実績の紹介
主な研究テーマの紹介
- 音楽演奏を行う舞台上空間と客席空間の音響
演奏者に対する音響の検討を含めたホール内音響の研究です。実演奏による評価実験や音響計測、音響シミュレーションによる反響音の分析を行い、アンサンブルしやすい舞台空間と豊かな音が楽しめる客席空間の音響を追求します。 - パブリック空間の音環境計画
商業施設や図書館、オフィスなどのパブリック空間においては、その場の音や視覚的イメージが空間の居心地や働き易さに影響を与えています。利用形態や人の行動特性を分析しながら、望ましい建築音響計画や電気音響による音情報サービスのあり方について検討します。
最近の研究論文
- (土屋 真美子,籏野 真優,橋本 修)
オーケストラ演奏時に演奏者が必要とする音響要素に関する主観的検討その1:評価構造から見た演奏性と音響要素との関係に関する考察 日本建築学会大会学術講演梗概集(2023.9) - (籏野 真優,土屋 真美子,橋本 修)
オーケストラ演奏時に演奏者が必要とする音響要素に関する主観的検討その2:実験的検討によるオーケストラ演奏時の合奏性に関わる音響要素の考察 日本建築学会大会学術講演梗概集(2023.9) - (伊藤 夏美,橋本 修)
パブリック空間における背景音内の聴取音声が空間の印象評価に及ぼす影響 日本建築学会大会学術講演梗概集(2020.9) - (橋本 修)
講演空間における話者からみた室内音場の評価に関する実験的検討 日本大学理工学部理工学研究所研究ジャーナル 第137号(2016.10) - (橋本 修)
オープンプランオフィスにおける作業性を考慮した執務時の音環境評価に関する実験的検討 日本大学理工学部理工学研究所研究ジャーナル 第136号(2016.6) - (橋本 修,茨木 大輔)
主観的評価に基づくオープンプランオフィスにおける執務作業時のサウンドマスキングの適用に関する検討 日本建築学会環境系論文集 第716号(2015.10)
学外活動実績
- 日本建築学会
日本建築学会代議員2018年~2020年
日本建築学会環境基準AIJES-S0002-2011「都市・建築空間における音声伝送性能評価基準・同解説」 - 日本音響学会
- 日本騒音制御工学会
- 日本照明学会
所属教員
-
橋本 修 教授博士(工学)
所属:環境・音響工学研究室