2024.4.1|「第71回 日本大学全国高等学校・建築設計競技」応募要項の公開
「第71回 日本大学全国高等学校・建築設計競技(すまいとまちのていあん)」の情報が公開され、作品の募集を開始しました。本設計競技は、日本大学の建築系学科をもつ4学部(理工学部、生産工学部、工学部、短期大学部)6学科の共通事業として毎年実施されており、2024年で71回目を迎えます。
本年は理工学部海洋建築工学科が幹事校を努め、審査員長を工藤浩平さん(建築家/工藤浩平建築設計事務所)にお願いし、「招く家」と題するテーマのもと作品を募集します。
第71回日本大学全国高等学校・建築設計競技(すまいとまちのていあん)
テーマ | 招く家 |
課題主旨・視点 | 「招く家」というテーマをもとに、住宅を設計してください。なにを住宅に「招く」のかは自由に発想していただいてかまいません。
敷地は自由に設定していただいてかまいません。住宅は戸建住宅でも、マンションでも、シェアハウスでも、商店街の中でもかまいません。 現代では、家のセキュリティやプライバシーはとても大切だと考えられていますが、昔の日本の家には、客人を招くために縁側や土間・客間などがありまし た。一軒の家のセキュリティを高めて防犯するという考え方ではなく、家に招くための場所をつくって地域の人みんなが顔見知りになり、地域全体で防犯性 を高めるという考え方ですね。 ここで一つ気をつけていただきたいのは、今と昔、どちらが良いかを皆さんに判断して選んでほしいのではないということです。「招く家」というキーワー ドをとおして、現代の社会でもう一度、家や地域のセキュリティやプライバシーやコミュニティーについて考えて、家を考え直してほしいと思っています。 例えば、商店街の住民の商いと住まいの関係は、昔からある招く家の形式の回答の一つかもしれませんが、その回答方法が家や地域にとって本当に良いもの であるのか、今一度考えてみてください。 こうしていろいろと考えてみると、招く対象は人だけではないのかもしれません。風や光といった自然の恵みも招く対象の一つですし、犬や猫といった動物 を家に招くことも、現代における招き方の一つだといえると思います。 どうぞ、自由な発想で「招く家」を考えてみてください。皆さんの提案を楽しみにしています。 |
提出内容 |
居住者の構成、住居の形式は問わない。 敷地の場所や大きさは自由だが、どういう環境にあるのか、周辺環境の説明は必須とする。 構造、階数などは自由とし、法規制についても、常識の範囲内でかまわない。 居住者の構成、所要室なども各自の提案にしたがって、それぞれ設定すること。 下記の内容を、A 1 用紙1 枚にまとめること。紙質・表現・仕上げは自由だがパネル化はしないこと。 応募者の氏名などを提出図面に記入してはならない。 1 )設計概要:設計および提案の主旨を600字程度にまとめる。提案内容にふさわしい作品タイトルをつけることが望ましい。 2 )配置図兼1階平面図:配置図には周辺との関係、外構計画を表現する。縮尺1 /50~ 1 /100。 3 )その他の各階平面図:平面図には室名・寸法・家具などを記入する。室名などは、日本語表記のみでよい。縮尺1 /50~ 1 /100。 4 )断面図:1面以上。縮尺1 /50~ 1 /100。 5 )立面図:1面以上。縮尺1 /50~ 1 /100。 6 )全体外観図:模型写真でも可。ただし、模型は受けつけない。 7 )その他:各自の提案内容を表現するために必要と思われる説明図、スケッチなどを描いて説明しても良い。 |
応募資格 |
2024年4 月現在、高等学校在籍の生徒、高等専門学校に在籍する3 年次生までの生徒とする。応募は個人とする。 |
応募案の取り扱い |
・応募作品は未発表の作品に限る。 ・本設計競技の応募作品の著作権は応募者に帰属するが、応募作品の発表に関する権利は主催者が保有する。 ・応募作品は原則として返却しない。ただし、応募用紙に返却希望の記載がある作品については返却を行う。 その場合、返却時期は主催者の判断によることとし、返送先は、応募時の宛先とする。 |
応募方法 |
・応募フォームに必要事項入力し送信。応募フォームに入力したメールアドレスに、フォームに入力した内容が送信されるので、 メールを印刷し封筒に入れ、提出物と一緒に郵送する。 ・応募フォーム https://forms.gle/EKDSLK1nA2g5DLUV7 ・締切日 2024年8 月31日(土) 当日消印有効 ・提出先 〒101-8308 東京都千代田区神田駿河台1-8-14 日本大学理工学部建築学科教室内 日本大学全国高等学校・建築設計競技会事務局 E-mail: cst.arch.nu.hs.competition@nihon-u.ac.jp FAX:03-3293-8253 |
審査員 |
審査員長 工藤 浩平(建築家/工藤浩平建築設計事務所) 審査員 石田 優(短期大学部建築・生活デザイン学科) 川嶋 勝(短期大学部建築・生活デザイン学科) 佐藤 信治(理工学部海洋建築工学科) 篠崎 健一(生産工学部建築工学科) 橋本 修(理工学部建築学科) 長谷川洋平(理工学部海洋建築工学科) 古澤 大輔(理工学部建築学科) 牟田 聡子(理工学部まちづくり工学科) 山岸 吉弘(工学部建築学科) 山田 義文(工学部建築学科) 渡邉 康(生産工学部建築工学科) |
賞 | ・最優秀賞 1 点 賞状、賞品(図書カード10万円)、副賞15万円 ・優秀賞 5 点 賞状、賞品(図書カード各 3 万円)、副賞各 5 万円 ・佳作 5 点程度 賞状、賞品(図書カード各 2 万円) ・奨励賞 10点程度 賞状、賞品(図書カード各 1 万円) (賞状、賞品は応募者本人に、副賞は奨励金として応募者が在籍する学校に贈呈する。なお、優秀賞以上 6 点については、公開発表会参加のため、本人と引率教員の交通費を支給する。) |
連絡先 | 〒101-8308 東京都千代田区神田駿河台1-8-14 日本大学理工学部建築学科教室事務室内 日本大学全国高等学校・建築設計競技会事務局 E-mail:cst.arch.nu.hs.competition@nihon-u.ac.jp FAX:03-3293-8253 担当:佐藤慎也・阿久戸信宏・泉山塁威・大川碧望・小島陽子・二瓶士門 |
主催 | 日本大学理工学部(東京都千代田区・千葉県船橋市) 日本大学生産工学部建築工学科(千葉県習志野市) 日本大学工学部建築学科(福島県郡山市) 日本大学短期大学部建築・生活デザイン学科(千葉県船橋市) |
審査 |
第1 次審査は、審査会を開催し、優秀賞6 点、佳作5 点程度、奨励賞10点程度を選出する。 第2 次審査は、公開による発表会を開催する。第1 次審査で選出された優秀賞6 点の応募者による発表を行い、最優秀賞1点を選出する。 発表を行う優秀賞受賞者には2024年9 月21日(土)までに第1 次審査結果を通知する予定。 |
公開発表会( 2 次審査会)・表彰式・交流会 |
日時:2024年10月19日(土) 公開発表会は12時00分から 場所:日本大学理工学部駿河台キャンパス 東京都千代田区神田駿河台 1-8-14 |
発表 | 審査結果は、応募者の在籍する学校に直接通知する。電話などによる問い合わせには一切応じない。また、入賞作品をホームページに掲載するとともに、作品集を応募者の在籍する学校に郵送する。 Facebook : https://www.facebook.com/nu.hs.competition Instagram : https://www.instagram.com/nu.hs.competition/ |
日本大学全国高等学校・建築設計競技委員会 |
委員長 福井 剛(理工学部海洋建築工学科) 委員 阿久戸信宏(理工学部建築学科) 石田 優(短期大学部建築・生活デザイン学科) 泉山 塁威(理工学部建築学科) 大川 碧望(理工学部建築学科) 川嶋 勝(短期大学部建築・生活デザイン学科) 北野 幸樹(生産工学部建築工学科) 小島 陽子(理工学部建築学科) 佐藤 信治(理工学部海洋建築工学科) 佐藤 慎也(理工学部建築学科) 篠崎 健一(生産工学部建築工学科) 二瓶 士門(理工学部建築学科) 橋本 修(理工学部建築学科) 長谷川洋平(理工学部海洋建築工学科) 古澤 大輔(理工学部建築学科) 宮﨑 渉(工学部建築学科) 牟田 聡子(理工学部まちづくり工学科) 矢代 眞己(短期大学部建築・生活デザイン学科) 山岸 吉弘(工学部建築学科) 山田 義文(工学部建築学科) 吉村 凌(短期大学部建築・生活デザイン学科) 渡邉 康(生産工学部建築工学科) |
募集要項 |
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