レポート
オープンキャンパス(駿河台) 2024・モニュメントWS│活動レポート
by 鴛海昂

2024.06.23(日)にオープンキャンパス(駿河台)が開催されました。今年度はこのオープンキャンパスに併せて、建築学科 建築設計研究室(佐藤光彦ゼミ)と空間構造デザイン研究室の大学院生でワークショップ(WS)を行い、タワー・スコラ7・8・9階の吹抜空間にモニュメントを製作、設置しました。

直径約3.7mのジオデシック・ドームの内側にHP型張力膜を2枚内包させたモニュメントとなっています。

ジオデシック・ドームとは、バックミンスター・フラーによって発明された構造形式であり、正十二面体を基本として球面を分割したドームです。サッカーボールと同様の分割であり、モントリオール万博アメリカ館などで用いられています。
※撮影:斎藤公男

また、HP型張力膜構造とは、HP曲面といわれる負のガウス曲率の曲面を有する形態抵抗系の膜構造です。こちらは、ケルンのダンス場などで用いられています。
※撮影:斎藤公男

 

WSでは、学生自らモニュメントの設計から、部材の製作、施工まで行いました。実大規模のモニュメント製作であったため、初めての経験、困難があったかと思います。ただ、その分達成感も大きかったのではないでしょうか。また、設計・計画系と構造系という異なる分野の学生同士で議論を重ねることで、新たな発見もあったことでしょう。

オープンキャンパスでは、高校生が吹抜を見上げて、モニュメントを興味津々にみているのが印象的でした。

今後もこのようなWSを学科内で実施していきたいと考えております。

【関連ページ】
・研究室:建築設計研究室(佐藤光彦ゼミ)
・研究室:空間構造デザイン研究室

by 鴛海昂

1994年、東京都武蔵野市生まれ。私立成蹊高等学校卒業/2017年、日本大学理工学部建築学科卒業/2019年、日本大学大学院理工学研究科博士前期課程建築学専攻修了/2019~2022年、 (株)日建設計 勤務/2022年~日本大学理工学部建築学科

ハッシュタグ
👉
WHAT'S SHUNKEN WEB
  • TOP
  • SHUNKEN WEB
  • オープンキャンパス(駿河台) 2024・モニュメントWS│活動レポート