2023/7/10-14にオーストラリア・メルボルンで開催されたIASS(シェル空間構造国際会議)2023への参加と併せて、オーストラリアの建築視察に行ってきました。 IASSとはInternational Association for Shell and Spatial Structuresの略称であり、建築の構造分野の中で、スタジアム等の大空間建築に代…
海外研修旅行レポート From SHUNKEN 2020 Jan. vol.47 no.4 私が、今回の海外研修で最も印象に残っているのは、サクラダ・ファミリア贖罪教会である。まだ海外研修3日目の見学ということもあって、非常に衝撃を受けた。ファサードはテレビや写真でよく見ていたが、内部に入り、その美しさに圧倒されたのを覚えている。息をのむ美しさ…
海外研修旅行レポート From SHUNKEN 2020 Jan. vol.47 no.4 「旅というのは、空港に着いた時に終わるのではなく、周囲の景色が、わざわざ目を凝らすこともない日常に戻った時に終わる」小説家、角田光代の言葉である。満員電車に乗り、人混みを掻き分けて大学に通う、忙しない東京での生活に戻った今、思い返せば、夏の研修で過ごした…
海外研修旅行レポート From SHUNKEN 2020 Jan. vol.47 no.4 今までで間違いなく、一番多く建築を見た24日間だった。はじめて来たヨーロッパに最初は慣れることができず、言葉や街並み、食事などにいちいち戸惑っていた。しかし、次第に慣れていき、帰国したときには日本の言葉、街並み、食事に戸惑ってしまうほど、ヨーロッパの文化…
海外研修旅行レポート From SHUNKEN 2020 Jan. vol.47 no.4 私は絵が好きで、美術館によく遊びに行きます。今回の海外研修旅行のコースは、佐藤慎也先生の引率による美術館を巡るコースだったので、私にとって楽しみは多かったです。研修旅行中は、現代アートの美術館を中心に観て回りました。現代アートというと、なんだか意味のわか…
海外研修旅行レポート From SHUNKEN 2019 Jan. vol.46 no.4 各時代を代表する名建築をなぞりながら、ヨーロッパ全土を駆け抜ける旅。大川先生の先導のもと、脈々と続くヨーロッパ建築史の大いなる川に身を委ね、身を以てその体系を学んだ24日間であった。語りたいことは山ほどあるが、旅に一貫してあった「文脈」という視点を中心に振り返りたい。…
海外研修旅行レポート From SHUNKEN 2019 Jan. vol.46 no.4 青く乾燥した空の下、勧誘の声、車の音、観光客の視線、あまい匂いが五感を刺激する。しかし、町中に佇む教会には、暗がりの静けさがあり、一歩入ると異世界だった。中でもシュテファン教会の高く天まで伸びるシャフトから、リブがあらゆる方向に延びていく様子は、枝分かれする木々のよう…