

2025.06.09-12に石川県金沢市で開催された国際会議APCS2025(第14回シェル空間構造アジア太平洋会議)において、研究発表および建築視察を行ってきました。
APCSとは、Asian Pacific Conference on Shell and Spatial Structureの略称であり、アジア・太平洋圏で行われる空間構造に関する国際会議です。3年に一度アジア各国の都市で開催され、今年は石川県金沢市で開催されました。
私は現在取り組んでいる修士研究の内容について発表し、国内外の学生や大学の先生方と交流してきました。国際会議への参加は初めてであり、英語による論文作成から発表まで挑戦の連続でしたが、海外の研究発表を聴講できたことも含め、非常に良い経験となりました。
また、国際会議と併せて金沢駅もてなしドームや石川県立図書館にも足を運びました。金沢駅もてなしドームは立体トラスに放射型張弦梁を組み合わせたハイブリッド構造で、研究室と関わりが深い斎藤公男名誉教授が携わった建築です。石川県立図書館は、楕円形の屋根架構に斜めに配置されたグリッドが特徴的であり、図書館らしからぬ不思議で魅力的な空間でした。
もてなしドーム
石川県立図書館
今回の研究発表を通じて、恐れずに挑戦することで得られる楽しさを感じることができました。今後も機会があればシェル・空間構造学会(International Association for Shell and Spatial Structures, IASS)のシンポジウム等にもチャレンジしてみたいと思います。学生の皆さんは、機会があれば学生のうちに国際会議に限らず、論文投稿にチャレンジしてみてください。
博士前期課程2年 空間構造デザイン(宮里・鴛海)研究室
川口眞琴
