レポート
「建築学の実践」講評会レポート
by 古澤大輔

今年度から始まった「建築学の実践」!

2023年7月24日(月)に「建築学の実践」の講評会を開催しました。

この「建築学の実践」はカリキュラムの変更に伴い、今年度からスタートした授業で、4年前期の選択科目となっています。設計系、計画系、構造系、環境系の各分野の学生たちがグループを組んで課題に取り組むのが特徴です。

 

学生たちは、名作と言われている住宅作品を取り上げ、意匠的、構造的、環境的な分析を行ないながら1/20スケールの精巧な模型を作成し、なぜこの作品が名作であるのか、その理由を探ります。そして、作品の意図を継承しながら今の時代に適合する為の増改築案を検討するものです。

 

なお、今年度選定された名作住宅は以下の5つです。

 

1.スカイハウス/菊竹清訓(1958年)

2.塔の家/東孝光(1966年)

3.原邸/原広司(1974年)

4.中心のある家/阿部勤(1974年)

5.住吉の長屋/安藤忠雄(1976年)

 

講評会当日はこれらの模型が会場に並び、学生たちは分析結果や増改築の提案をプレゼンテーションしました。オリジナルを忠実に再現した模型のなかには、実際にコンクリートを打設してつくられたものもあります。

これらの模型は今後オープンキャンパスなどで展示していく予定ですので、興味のある方は実際にご覧いただければと思います。

「スカイハウス」の模型

「塔の家」の模型。右側は学生たちの改修案。

「原邸」の模型

「中心のある家」の模型

「住吉の長屋」の模型。実際にコンクリートを打設してつくられている。

講評会の様子

by 古澤大輔
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