レポート
JSCAアイス棒ブリッジコンテスト2023│活動レポート
by 鴛海昂

2023/11/11 日本大学理工学部駿河台校舎1号館にて、JSCAアイス棒ブリッジコンテスト2023(日本建築構造技術者協会(JSCA)主催)が開催されました。日本大学理工学部建築学科からは、空間構造デザイン研究室の4チームが参加しました。

本コンテストは、「アイスの棒を使って強く美しい橋を架けてください」、というお題のもと、長さ1間(1.82m)のブリッジを制作し、機能性とデザイン性を競うコンテストでした。ブリッジの構造性能は比強度(支持荷重/自重)で評価され、アイス棒の接着方法により2つのカテゴリーに分かれて競いました(カテゴリー1:嵌合のみ(アイス棒以外の材料は使用不可)・本数制限なし、カテゴリー2:アイス棒以外の材料を接合部に使用できる・本数1000本以内・自重1.3kg以下)。研究室からは各カテゴリーに2チームずつ参加し、全体でカテゴリー1に37点、カテゴリー2に13点、計50点が参加したコンテストでした。学生チームのみならず、社会人チームも数多く参加しました。

研究室ではコンテストに先立ち、学内コンテストを実施し、試作ブリッジの特性や壊れ方を確認しながら、改良を重ねて本番に臨みました。また、ブリッジの制作およびアイス棒の加工には、研究室で保有している3Dプリンターや学科で保有しているレーザーカッターを駆使しました。

コンテスト当日は50チームが日本大学理工学部1号館に集まり、ブリッジの制作から載荷(破壊)まで行われました。全50点のブリッジの制作や載荷風景を見ることで、自分たちが思いつかなかったアイディアへの着眼点や各ブリッジの構造システムの特性、またプロの構造エンジニアチームの様子など、研究室内だけでは感じることのできない、色々な刺激を受けたことでしょう。

また、参加した4チームの内2チームが優秀賞、審査員特別賞を受賞することができました。試作段階から真摯に取り組んだ学生たちの努力の結果だと思います。

今後もこのようなイベントには研究室として、積極的に参加したいと思います。

当日の作業風景(序盤)

当日の作業風景(終盤)

載荷風景

最優秀賞に次ぐ、優秀賞を受賞した学生の集合写真

 

【関連ページ】

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2023.11.11│JSCAアイス棒ブリッジコンテスト2023において、建築学専攻博士前期課程2年 鮎沢康太さん、印南千尋さん、奥平康祐さん、山中洋輝さん、建築学専攻博士前期課程1年 瀬戸謙汰さん、多田このみさん、建築学科4年 川口眞琴さん、木内裕也さん(所属:空間構造デザイン研究室)らによる、「遊び心の誘い橋」が「原田賞(審査員特別賞)」を受賞!

JSCAホームページ:アイス棒ブリッジコンテスト結果発表

研究室:空間構造デザイン研究室

by 鴛海昂

1994年、東京都武蔵野市生まれ。私立成蹊高等学校卒業/2017年、日本大学理工学部建築学科卒業/2019年、日本大学大学院理工学研究科博士前期課程建築学専攻修了/2019~2022年、 (株)日建設計 勤務/2022年~日本大学理工学部建築学科

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