レポート
2年生オリエンテーション
by SHUNKEN編集部

2年生を対象としたオリエンテーションが、11月4日・11日・25日(土)に行われました。本年度も魅力的な10コースが用意されました。

各コースの建築巡りの様子を報告します。

 

Aコース:  最新の都市再生とパブリックスペースを見る      

11月25日(土)  引率:宇於崎勝也、泉山塁威

ゼネコン社員案内のもと最新の都市開発「ミチノテラス豊洲」の見学にて、豊洲エリアにおけるスマートシティの取り組みに触れた。普段は入れないデジタルデザインを駆使したオフィスビルの内部見学やテクノロジーを駆使したロボットによる自動案内の体験に加え、水上バスに船上し、東京湾や隅田川から臨海部の都市開発プロジェクトを臨んだ。

 

 

Bコース:  有名建築家のトイレをめぐるお散歩  

11月25日(土)  引率:佐藤慎也、大川碧望

有名建築家のトイレをめぐるお散歩を行いました。The Tokyo Toiletプロジェクトによってつくられた公共トイレを巡りました。以下、巡ったトイレです。

裏参道公衆トイレ(マーク・ニューソン)、西参道公衆トイレ(藤本壮介)、代々木八幡公衆トイレ(伊東豊雄)、はるのおがわ コミュニティパークトイレ(坂茂)、神宮通公園トイレ(安藤忠雄)、鍋島松濤公園トイレ(隈研吾)、恵比寿東公園トイレ(槇文彦)、東三丁目公衆トイレ(田村奈穂)、恵比寿駅西口公衆トイレ(佐藤可士和)

 

 

Cコース: 上野建築巡りー江戸初期の社殿から現代建築まで  

11月11日(土)  引率:田所辰之助、小島陽子

Cコースは、豊かな自然に囲まれる上野の山とその周辺にある建築を巡りました。江戸時代に建立された寛永寺清水観音堂・上野東照宮から、明治時代にジョサイア・コンドルによって設計された旧岩崎家住宅、近代に入りル・コルビュジエ設計の国立西洋美術館と前川國男設計の東京文化会館まで、質の高い建築に触れる1日となりました。また、旧岩崎家住宅の横にある国立近現代建築資料館では、「日本の近現代建築家たち」展を担当者の案内で見学し、建築資料の面白さも体感しました。

 

 

 

 

Dコース:  麻布台ヒルズ散策コース  

11月25日(土)  引率:二瓶士門

見どころは、デジタルデザイン(ヘザウィックスタジオ設計)により提案された敷地全体への柔軟なシステムである。そのシステムは、敷地全体に対して網目状に張り巡らされており、建築、広場、ランドスケープの一部となっている。一見すると外観に目を引くが、いつの間にか網目沿いに登ったり、くぐり抜けたりできるため、そこにあった自然のような規律をもたらしていた。

 

 

Eコース:  古澤邸の見学  

11月11日(土)  引率:古澤大輔

東京杉並区にある私の家に2年生たち20名が訪れてくれました。私の家は一番大きな部屋でも4畳半というとても狭い家なのですが、4層にわたって吹き抜けが貫いている為、異なる階にいても会話ができます。学生たちは皆初めて来たにもかかわらず、すぐにこの家の空間構成を理解し、思い思いに自分の居場所を見つけて時間を過ごしていました。ランチを含めて5時間ほどのあいだ、この家の立体的な空間を体全身で楽しんでいるようでした。

 

 

Fコース:  青山の現代建築を巡る  

11月11日(土)  引率:山中新太郎

本コースは表参道・南青山にある現代建築を巡るコースです。JR原宿駅前にあるWITH HARAJUKUから、東急プラザ表参道原宿、フロムファーストビル、La Collezione、そして根津美術館まで、建築家たちが設計した現代建築を見学します。日本を代表する通りでもある表参道沿いには、街の空間的特徴や店舗のブランドイメージに合わせた建築が建ち並びます。各建築のコンセプトを図面とともに見ていくことで、参加した学生に新たな発見があったことでしょう。

 

 

Gコース:  歴史的に貴重な建築を活かすための耐震補強技術について考える

11月11日(土)  引率:田嶋和樹

今回見学した港区立郷土歴史館は2020年に建築学会賞(業績)を受賞するなど注目度の高い建築物の保存・活用事例です。「何を変え,何を守るのか」というコンセプトで改修された郷土歴史館における各部屋の保存グレードの考え方を意識しながら,建物内に施された様々な耐震補強を探し歩きました。歴史館の館員の方々も協力的で,いろいろな場所の壁を叩き,その音や硬さを確認しながら歩く我々の姿を温かく見守ってくれました。

 

Hコース:  TOKYO2020 あの感動をもう一度・・・選手が過ごした空間を感じてみませんか?  

11月11日(土)  引率:中田善久、秦 一平、宮田敦典、阿久戸信宏、一瀬賢一

Hコース「TOKYO2020 あの感動をもう一度・・・選手が過ごした空間を感じてみませんか?」では,晴海五丁目西地区市街地再開発事業の施工現場を見学しました。2020東京オリンピック・パラリンピックで選手村宿泊棟として使用されたマンションは既に改修工事が完了しており,その完成した住戸とマンション6棟のそれぞれ異なる共有施設を見学させてもらいました。また,新たに建設している高層棟(地上50階)の躯体工事や内装工事を見学し,学生たちは初めて見る施工現場に目を輝かせていました。

 

 

Iコース:   湾岸地域の木造建物を巡る  

11月4日(土)  引率:廣石秀造、鴛海 昂

Iコースは,「湾岸地域の木造建物を巡る」をテーマに,江東区豊洲・有明地域にある新豊洲ブリリアランニングスタジアム,有明体操競技場,ROOFLAGの建築見学を行いました。

当日は天候にも恵まれ,途中でランチを挟みながら(湾岸繋がりでシーフード),
半日かけたお散歩となりました。
脱炭素と循環型社会の実現に向けて,新しい木造建築物が次々と建設されていますが,従来の概念にとらわれない新たな木造の可能性(の一端)を,体感してもらえたのではないでしょうか。

 

 

Kコース:  都心にある建材メーカー(DAIKEN 秋葉原サウンドショールーム)と音環境を体験してみよう  

11月25日(土)  引率:冨田隆太、井口雅登、岡庭拓也

DAIKEN秋葉原テクニカルスペースでは、建材メーカーである大建工業株式会社が製造・販売する製品を実物大で確認できたり、それらを利用した音環境や内装材の機能・性能を実際に体感することができます。今回の見学会では、テクニカルスペース内のサウンドショールームで性能の違う3タイプの防音ルームで実際に音楽やアーティストのLive映像を上映し、それぞれの壁の構成や内装材による遮音性能や室内の音の響き方の違いを体験しました。

 

 

 

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