レポート
卒業研究(建築環境・設備研究室)関連レポート
by SHUNKEN編集部

建築環境・設備研究室(担当教員:井口)では、卒業研究を全国のハウスビルダーや住宅設備メーカーなどの企業と共同で実施しています。

そのため、卒業研究では、学生自身が企業の方々に研究の目的や方法を説明し、モデルハウスや居住者宅の使用について調整して、得られた測定結果や分析結果を責任を持って報告することが求められます。

モデルハウスでの研究計画の説明(岐阜県岐阜市)

このように卒業研究に取り組む中で、企業の方々との打ち合わせの準備やメールでのやり取りなど、通常の学生生活では経験できない実践的な活動を行います。その過程で、相手の立場を考えながら自分の意図を分かりやすく伝え、理解してもらう力を磨くことで、社会で必要な基礎的なスキルを身につけていきます。

モデルハウスでの測定器設置作業(大阪府東大阪市)

また、卒業研究で使用させていただくモデルハウスや居住者宅が関西から東北といった遠隔地にある場合も多いため、限られた時間内に調査や作業を終えるための綿密な計画が必要です。さらに、宿泊するホテルや往復の移動手段を事前に手配するなど、普段の学生生活では身につかないスキルも求められます。

居住者宅における測定器設置状況(岩手県奥州市)

時には、企業の方々との懇親会が開催され、その土地の特産品を楽しむなど、研究活動とは異なる貴重な経験を得ることもあります。

懇親会でいただいた飛騨牛

今年度の研究テーマは、住宅内の温熱環境、空気環境、エネルギーに関する内容です。これらは現代の住宅環境を考える上で非常に重要なテーマであり、卒業研究の成果は企業の実務にも活用されています。

測定の様子 (岐阜県美濃加茂市)

最初は自信なさげで頼りなかった学生たちも、こうした経験を通じて積極的に企業の方々とやり取りをしながら研究を進められるようになっていきます。そして、いよいよあと2か月で卒業研究発表会を迎える予定です。

by SHUNKEN編集部
ハッシュタグ
👉
WHAT'S SHUNKEN WEB
  • TOP
  • SHUNKEN WEB
  • 卒業研究(建築環境・設備研究室)関連レポート