桜建賞審査会(構造系)が、2024年2月8日に開催されました。桜建賞審査会とは、日本大学理工学部建築学科の設計計画系(設計・論文)、構造系、環境系の各系で行う、卒業研究の賞選考会になります。 今年は、建築学科(構造系)の6研究室、短期大学部との連携研究室の2研究室、計8研究室から推薦された8組が選考対象となりました。 昨年と同様に対面での開催とし、発表者及び…
新学期が始まってから、約一か月半。新入生の皆さんもだいぶ大学生活に慣れてきたかと思います。 今回は建築学科1年生を対象とする「建築基礎実験」の様子の一部をご紹介します。 「建築基礎実験」は、建築の構造分野の科目であり、ものをつくりながら建築構造の基礎知識を体得することを目的とした科目です。授業では、自らの手で製作した模型におもりを乗せて破壊させたり、模型を振…
桜建賞審査会(構造系)が、2023年2月8日に開催されました。桜建賞審査会とは、日本大学理工学部建築学科の設計計画系(設計・論文)、構造系、環境系の各系における、その年の卒業研究の賞選考会になります。日本大学理工学部建築学科では、3年生の後期から研究室に配属され、座学や実験実習の講義に加えて、研究に取り組むため、卒業研究は約1年半の集大成として位置づけられま…
今回のSHUNKEN WEBは、建築学科の中田善久教授が2020年日本建築学会賞を受賞された際に行ったインタビュー(『駿建』2021年1月号に掲載)の再掲記事となります。同学科の山中新太郎教授がインタビュアーとなり、受賞に至る経緯と受賞された論文のタイトルでもある「高強度コンクリートの品質に影響を及ぼす調合および施工要因の評価に関する一連の研究」に対する想い…
見えない地中で建築大きく支える 私が大学に入学した頃は、設計(いわゆる意匠設計)をするつもりでしたが、すぐに不向きだと気づき、構造分野に軌道修正しました。構造設計に進んでも役に立つと思い、安達俊夫教授の研究室(現:地盤基礎研究室)に入り、研究を行っていたところ、縁があって、卒業後も建設会社で地盤・基礎構造の研究開発を行っています。 大学での研究は室内での要素…
実寸大の空間を体惑し、その場で思考を悩らせる 「安心するからですかね。実寸じゃなくてもいいんですけどね」 ある出張にて、木工事を担当する大エさんへ、「なぜ1/1(実寸図)を描くのか?」 と尋ねた際、こう返され、建てることへの意識の違いを痛感し、帰路の道中、実寸についてさまざまなことを考えさせられた。例えば、学生時代の習志野ドームやサマーセミナーといったワーク…
”ものづくり”の醍醐味 発想・想像力と創造力 地上積雪が1 mでも屋根には雪が積もらなかったという徴底した屋根雪処理された膜構造(室内練習場)。 建築の何が面白いかというと、何と言っても ‘‘ ものづくリ ’’ではないでしょうか。 住宅から、高層ビルや塔などの高い建築、あるいは体育館や野球場、スタジアムなどの広い空間の建築まで、規模…
職人さんの建築愛の一助になりたい! 街中でコンクリー トポンプ車を見かけると自然と目で追ってしまいます。恐らく、車好きの人が、重低音を響かせて走るポルシェやフェラーリに目を奪われるような感覚だと思います。あまりジロジロ見ていると変な人だと思われるので、通リ過ぎるときに横目で見ています。「どこのポンプだろう?」「このポンプ車キレイだな」いつの間にかこんな風に考…
多種多様な生き方の人間を受け入れてくれる建築の世界 おそらく、私は建築がそれほど好きではあリません。建築との関わりはもう 25年 になるのですから 、きっと真実です。私が建築の世界に興味を持ったのは、父親の影響でした。某競馬新聞の記者であった父は、その方面では有名でしたが、建築とは無関係でした。そんな父親との会話に、なぜか時折、建築家が登場したことを覚えてい…
「2018年日本建築学会大賞」 受賞インタビュー 斎藤公男 名誉教授 × 岡田章 教授 × 宮里直也 教授 (インタビュアー:廣石秀造 短大助教(現:建築学科准教授)、大西正紀(mosaki)) - 「2018年日本建築学会大賞」の受賞おめでとうございます。今回の受賞は、単体の作品や研究についての受賞ではない、とうかがいました。 斎藤:今回評価…