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都市計画研究室(泉山ゼミ)の泉山塁威(理工助教)が教える”建築の面白さ”
by SHUNKEN編集部

プレイスが豊かになれば、都市が豊かになる

建築は建築作品をつくることが目的ではなく、人の生活を豊かにするための手段です。都市は人や建築の集合体であるとともに、経済活動や交流などさ まざまな都市生活が行われる舞台です。これはつい忘れがちなことです。

都市には、建築以外にも、パブリックスペースなどさまざまなプレイス(場所)があります。ストリートに滞留空間をつくるオ ープンカフェやパークレットは、地域のコミュニティや魅カ・活力の根源でもあります。その中で重要なのは、パブリックライフ、都市生活です。パブリックライフには3つの要素が必要だと思います。❶空間=建築や芝生、樹木などの工事を伴ってつくるもの、❷場=プレイスとも言いますが、可動椅子やパラソル、ピクニックシートなど、人が調節可能な設えとアクティビティを誘発するもの、❸人=生活•利用する人が、居心地良く過ごすためには、多様な種類の活動と目的が必要です。

パークレット(米国・サンフランシスコ市)

バブリックライフが過ごせる都市をつくる

こういった3つの要素が日常的にある状態がパブリックライフです。パブリックライフが過ごせる都市は、都市の滞在時間もあがり、出会いやコミュニケションも増え、経済活動や魅力も増えます。そんなパブリックライフも建築的思考と空間アプローチが活きてきます。

ブライアントパーク(米国・ニューヨーク市) by shutterstock

ソトノバの未来

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