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都市計画研究室の宇於﨑勝也先生(理工教授)が考える”建築の面白さ”
by SHUNKEN編集部
暮らしや権利、欲望渦巻く「都市」をどうつくるのか
商業39件、景観32件、都市計画制度 19件、市街地変容18件、公園 ・ 広場14件……」、何の数値でしょうか?これは、1987年度から2019年度まで33年間の都市計画研究室の卒業論文全288件のうち、上位のテーマ5つです。実にバ ラエティに富んでいます。このように都市計画の研究は対象が広いのが特徴です。都市の中で問題点や課題を発見したら、まず、なぜなのかを調べてみてください。そのような中から都市計画の研究テー マを たくさん見つけることができます。
都市計画研究室では、卒業論文の取リ組みは主にグループで行います。これも特徴といえるのですが、研究過程においてグループ内での意見の調整は大ごとで、揉めることも少なくあリません。しかし、社会に出 ると多くの業務は組織での仕事 ・ 判断となります。グループ研究はこの訓練と考えています。
都市の問願は身の 回りに発見できる
都市にはたくさんの人々が暮らしています。たくさんの権利が錯綜しています。た< さんの欲望が渦巻いています。都市計画は、土木、ランドスケープ、法律、経済、た<さんの学問分野も関係しています。都市問題は簡単には解決できません。都市内に建つ建築物を 「群」でとらえ、その延長に地域 ・ 地区、都市がある、それが都市計画研究の立ち位置です。建築物を単体としてとらえることはもちろん重要ですが、建築物が立地するのはほぼ都市空間です。建築物の集合体がもたらす、都市空間の美や機能、効果 ・ 役割を考える。それが都市計画です。建築学には都市的視点からの建築物へのアプローチも含まれています。だから建築は面白い。
by SHUNKEN編集部
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