日本大学理工学部建築学科
 Department of Architecture. Nihon University College of Science and Technology. 

日本大学理工学部建築学科 駿河台キャンパス
101-8308 東京都千代田区神田駿河台1-8-14
Tel 03-3259-0724(教室事務室)
E-mail www-admin@arch.cst.nihon-u.ac.jp

 

建築環境・設備研究室

所属教員:池田耕一特任教授

[駿河台校舎5号館577B号室]

健康で快適に過ごすことができる
環境の創造を目指して

 
 住居は、衣食と並ぶ生活の三代要素のひとつであり、住居を含む建築物の環境問題は、建築環境工学上の最も重要な課題のひとつです。しかしながら、建築物にかかわる環境問題は、建物建設の側にのみ焦点が合わされ、居住者の立場に立った環境学的観点が十分であったとはいえませんでした。
 池田研究室は建築物の環境問題を居住の問題ととらえ、この問題の解決に取り組んでいます。その成果の一部は、建築物における衛生的環境の確保に関する法律(いわゆるビル管理法・正式略称建築物衛生法)の改正として結実させており、オイルショックを契機に発生したシックビルディングシンドローム(略してSBS)と呼ばれる室内空気汚染問題に関しては、このピル管理法が極めて有効に機能したことが世界的に認められるようになってはいます。一方、世界にも類を見ない 早さで高齢化の進んでいるわが国の社会状況をかんがみれば、住宅における高齢者のための諸設備のバリアフリー対策や、在宅医療のための住宅改良も極めて緊急な課題です。
 これらの問題に対処するためには、単に住宅の物理的環境改善だけでなく、社会的な環境整備が必要です。さらに、住宅や事務所ビルのみでなく、それらを含む近隣の物理的、社会的居住環境が良好でない限り、建築物のみの改善で室内の居住環境の向上は期待できないため、広く近隣地 域を含めた環境改善のための研究が必要です。さらに最近では、東日本大震災により引き起こされた原発事故による放射能による環境汚染問題と、節電による電力不足 のための環境悪化が懸念されています。このような状況を踏まえ、「人々が健康で快適に居住できる環境の創造」に向けた調査研究 ・ 教育活動を行うことを目標としている。
 
●卒業論文テーマ
 

1.化学物質等による室内空気汚染問題に関する研究
2.建材等からの化学物質の放散量定量化に関する研究
3.カビ、ダニなどの環境微生物による室内空気汚染問題に関する実態調査
4.室内における温熱感覚に関する研究
5.空調における加湿に関する研究
6.ビルの衛生設備の維持管理に関する研究
7.建築物の維持管理問題に関する研究
8.建材の吸放出特性に関する研究
9.放射能汚染に関する研究

 

※以上のテーマは昨年実施したものですが、本年度については多少の変更があります。


 

建築環境工学、空気環境、建築設備、空気調和

池田 耕一[特任教授] / Koichi Ikeda


工学博士
 
1947年、東京都渋谷区生まれ。1970年、早稲田大学理工学部建築学科卒業。1975年、東京大学大学院工学系研究科建築学専門課程博士課程修了(工学博士)。1975年、国立公衆衛生院建築衛生学部建築衛生計画室研究員。1980年、同上主任研究官。1982年、カナダ国立科学研究所建築研究部門研究協力員。1983年、国立公衆衛生院建築衛生学部主任研究官。1989年、同上建築物衛生室長。1994年、国立公衆衛生院建築衛生学部部長。1995年、同上教授。2000年、東京大学生産技術研究所客員研究員、放射線医学総合研究所客員研究員。2002年、国立保健医療科学院建築衛生部部長。2004年、社団法人空気調和衛生工学会技術Fellow;。2008年、国立保健医療科学院建築物衛生部部長定年退職。2008年、同上 研究員。2009年、日本大学理工学部建築学科教授。2014年、日本大学理工学部建築学科特任教授。

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