
横河研究室

所属教員:横河 健特任教授
日本を豊かにするために
リアリティーのある建築設計を学ぶ
横河研究室では、人々にとって豊かな空間をつくる、美しい街並みをつくるという、建築家にとって最も基本に立ち返り、それを実現するための知識と指標を得るための作品づくりを行います。それは、広く社会システムから建築を通して人との関わりを学ぼうとするものであって、デザインそのものと、むしろそのそれらの間に発生する関係のデザインを思考するものです。
・都市と建築の関係性:都市景観の美しさを定量的に捉えたり、歴史的建築の共生方法を調査・分析する。
・居住空間:集合住宅の居住における空間構造システムや住宅のランドスケープデザインについて。
・身体感覚に基づいた空間と要素:テリトリーの概念(環具など)。
・建築の基盤となるシステム:公共建築のダイナミズムと市民性について。
●指導内容
横河研究室では、将来建築家をめざす人であって、なおかつ日本を豊かな国にしようとする努力を惜しまない社会性をもつ者を育てることを目標とし、社会性・リアリティーのある建築(設計)を学んでいきます。
実施コンペなどの機会を利用し実務的作業を協力してもらいます。さらに、大学の枠を越えた学生同士のコミュニケーションの機会をつくる手助けも行っていきます。
●指導方法
社会性・リアリティーのある設計をめざして指導を行います。そのため、建築作品そのものの現場・実務を通して調査・分析を行います。さらに役所の建築指導課や実務のコラボレート先である構造家、設備設計者たちとの共同設計の機会をもつコトもあるなどできるだけ社会性を学生のうちから学ぶ機会をつくっていきます。
●年間スケジュール
設計は基本的に個人単位で進めていきます。
前期を通じて社会性・リアリティーのあるテーマを模索し、夏季合宿にて成果の発表会を行います。後期は模索したテーマをより具体化する作業を行っていきます。
また年間を通じて、建築作品の実務に触れ合う機会をつくっていきます。


建築大好き少年(少女)、モノづくり・コトづくり、建築家・デザイナー、 空間構造システム、居住空間、行動工学、テリトリー、家具・環具、 都市景観・ランドスケープ、歴史建築の共生、美しきモノ・コト・おんな
横河健 / Ken Yokogawa
2001~2003年、慶應義塾大学非常勤講師。2004~2006年、JIA日本建築家協会副会長。2008~2009年、日本建築学会代議員。2009年~東京大学大学院非常勤講師。1948年、東京都渋谷区生まれ。慶應義塾高等学校卒業。1972年、日本大学芸術学部卒業。1972年、黒川雅之建築設計事務所。1976年、設計事務所クレヨン&アソシエイツ設立。1982年、(株)横河設計工房設立。1998〜1999年、JIA日本建築家協会理事。1987~2001年、日本大学芸術学部非常勤講師。1994~2001年、日本大学理工学部非常勤講師。2002~2003年、日本大学研究所教授。
LINK:(株)横河設計工房
