2024.12.3 日本大学理工学部駿河台校舎1号館にて,「令和6年度(第68回)日本大学理工学部学術講演会」が開催されました。学術講演会は,教職員の研究・教育の研鑽の場とすると共に,大学院及び学部等学生の学習成果の発表の場とし,本学部の学術,技術並びに教育の振興を図ることを目的として毎年開催されております。 本年度の建築学科・建築学専攻からの…
「建築学の実践」で制作した学生たちの模型が東京都庭園美術館に! 「建築学の実践」で学生たちが制作した模型が東京都庭園美術館の正門横のスペース(ショップ&カフェ)に展示されました!演習を伴うこの授業は令和5年度からスタートした4年前期の選択科目で、設計系、計画系、構造系、環境系の各分野の学生たちがグループを組んで課題に取り組むのが特徴です。学生たちは、名作と言…
「第71回 日本大学全国高等学校・建築設計競技」1次審査会を2024年9月14日(土)、2次審査会(公開発表会)を10月15日(土)に開催しました。 今回の審査委員長は建築家の工藤浩平さん、テーマは「招く家」です。 全国の高等学校、高等専門学校より190点の応募があり、1次審査では優秀賞6点、佳作5点、奨励賞10点を決定し、2次審査では、優秀賞…
2024年8月21日〜8月25日、一般社団法人日本建築学会住まい・まちづくり支援建築会議(教育普及部会)主催のもと、2024年度学生と地域との連携によるシャレットワークショップ(以下、シャレットワークショップ)が群馬県伊勢崎市で開催されました。 日本大学含む10校の大学・工業高専、18名の建築・都市系を学ぶ学生が全国から集まり、日本大学からはM1・都市計…
建築環境・設備研究室(担当教員:井口)では、卒業研究を全国のハウスビルダーや住宅設備メーカーなどの企業と共同で実施しています。 そのため、卒業研究では、学生自身が企業の方々に研究の目的や方法を説明し、モデルハウスや居住者宅の使用について調整して、得られた測定結果や分析結果を責任を持って報告することが求められます。 このように卒業研究に取り組む中で、企業の方々…
2024年10月5日(土)にNU建築週間(9月28日〜10月5日)の締めくくりとして、スーパージュリー(総合講評会)を開催しました。学外より、柿木佑介さん(建築家)、種田元晴さん(歴史家)、御手洗龍さん(建築家)の3名のゲストクリティックを招いての開催となりました。 スーパージュリー(総合講評会)は学外よりゲストを招き、学年を超えて前期課題の優秀作品の講評を…
オンラインの画面越しに記念撮影 建築学科・高大連携チームでは,SHUNKEN WEBを通じて,建築学科における小学生や中学生からの依頼も含めた高大連携活動事例について紹介していきたいと思います。今回は,愛知教育大学附属名古屋中学校の2年生との中大連携について紹介します。 中学生から届いた質問の内容に驚く 10月上旬,担任の先生を通…
建築学科2年生を対象としたオリエンテーションを、9月21日(土)・22日(日)に実施しました。 オリエンテーションは学生同士の交流だけでなく、4月から駿河台校舎での授業が始まった2年生と教員が関わるイベントとして企画されています。教員の案内による建築や現場などの見学を通じて空間を体験し、建築に対する理解を深めます。今年は、八海山セミナーハウスに宿泊するコース…
47年という長い歴史を持つ国内で最大の規模の展覧会、学生設計優秀作品展(通称「レモン展」)が、8月26日(月)~29日(木)に渡って日本大学理工学部1号館にて開催されました。レモン展は、全国の大学から優秀な推薦作品が一堂に集まる展覧会で、日本の建築設計教育の高い水準を示す貴重な場として広く知られ、建築家を志す学生たちの登竜門とも言われています。47回目となっ…
2024.08.27-30 明治大学駿河台キャンパスにて、日本建築学会の主催する「2024年度日本建築学会大会(関東)」が開催されました。27日はオンライン開催、28~30日は対面開催で実施されました。 日本建築学会大会では、研究集会や学術講演会、建築デザイン発表会等が行われ、建築学科の教員や学生、卒業・修了生も多くの研究発表や作品発表を行いました。 建築学…
能登半島地震の被災リポート From 桜建会報 2024 July. No.130 TEXT=黒川星奈(M2・地域デザイン研究室)、妹尾美希(M1・地域デザイン研究室) 地域デザイン研究室は、被災地や地方の観光地などを対象に地域デザインに関する調査・研究・社会実験・建築設計を実践しています。その中で、私たちは災害研究をテーマに、…
能登半島地震の被災リポート From 桜建会報 2024 July. No.130 TEXT=中村萌(M1・地盤基礎研究室) 側方流動の影響を受けて傾いた住宅 能登半島地震の被害は,これまでと異なる様相の被害事例がいくつか確認された。そのうちの一つが内灘町・かほく市で起きた側方流動による住宅の損害である。側方流動とは液状化した地盤が,傾斜した…
建築学科3年生前期に設置されている、必修科目「建築学キャリアデザイン」は2024年度から授業内容を一新し、建築学科全専任教員が担当者となり、3年生全学生を対象とした「将来のキャリアを考える」きっかけとなる演習科目となりました。 ▷授業スケジュールは多角的 授業は全15回で多角的なアプローチで「キャリア」を考えます。 第1回 ガイダンス:志望分野…
6月23日(日)にオープンキャンパス(駿河台)が開催されました。 約1250名の方々にご参加いただき、大盛況となりました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。 オープンキャンパスでは、学科紹介講義を行い、日本大学理工学部だからこそ学べること、またその魅力について説明しています。また、学生サポーター(学部4年生と大学院生)が、設計の授業…
2024年7月13日に学生サマーセミナー(Student Summer Seminar:SSS)2024「集積あるいは変化するストラクチュラル・アート」が開催されました。SSSは2001年からスタートした日本建築学会が主催する、「ものづくり」の楽しさ・面白さを体感してもらうことを目的としたワークショップです。 日本大学理工学部建築学科の空間構造デザイン研究室…
2024.06.23(日)にオープンキャンパス(駿河台)が開催されました。今年度はこのオープンキャンパスに併せて、建築学科 建築設計研究室(佐藤光彦ゼミ)と空間構造デザイン研究室の大学院生でワークショップ(WS)を行い、タワー・スコラ7・8・9階の吹抜空間にモニュメントを製作、設置しました。 直径約3.7mのジオデシック・ドームの内側にHP型張力膜を2枚内包…
2月2日(金)に駿河台キャンパス タワー・スコラ7階にて、「2022年度桜建賞審査会(設計・計画系【論文】)」が開催されました。 3年生の後期に研究室配属が行われてから約1年半もの期間をかけて、卒業研究をまとめていきます。 研究室ごとにテーマがありますが、研究室で受け継がれているテーマではなく、学生の興味や関心から研究テーマを決定することもあります。 審査会…
建築学科3年後期に設置されている、選択科目・「建築設計Ⅳ」では、「設計系課題」、「都市開発系課題」の2つの種類の課題があります。 2022年度から「都市開発系課題」が「建築設計Ⅳ」の中に新設されました。こちらは、2022年度に終了した「企画経営コース」の設置科目「不動産開発プロジェクト」が元で、不動産や都市開発の教育を行うのは、全国的にも稀有なため、「建築設…
2024年2月3日(土)、「2023年度日本大学理工学部建築学科 卒業設計・賞候補二次審査会」を開催しました。 学内では、66名程度の建築学科4年生が1月27日、28日に卒業設計最終講評会を、専任・特任教員の前で発表、講評を受け、賞候補審査会にエントリーする約57名程度が2月1日、2日に、賞候補一次審査会をポスターセッション形式で行いました。建築学科専任・特…
桜建賞審査会(構造系)が、2024年2月8日に開催されました。桜建賞審査会とは、日本大学理工学部建築学科の設計計画系(設計・論文)、構造系、環境系の各系で行う、卒業研究の賞選考会になります。 今年は、建築学科(構造系)の6研究室、短期大学部との連携研究室の2研究室、計8研究室から推薦された8組が選考対象となりました。 昨年と同様に対面での開催とし、発表者及び…
2023/11/11 日本大学理工学部駿河台校舎1号館にて、JSCAアイス棒ブリッジコンテスト2023(日本建築構造技術者協会(JSCA)主催)が開催されました。日本大学理工学部建築学科からは、空間構造デザイン研究室の4チームが参加しました。 本コンテストは、「アイスの棒を使って強く美しい橋を架けてください」、というお題のもと、長さ1間(1.82m)のブリッ…
建築学科3年後期に設置されている建築実験Ⅳ(建築設備実験)の授業では、実物のダクトや吹出口などを用いた実験を行っています。建築物内の暖冷房や換気を行うには、吹出口から設計通りの風量の空気が出てくることが非常に重要です。ダクトが長かったり、途中で何度も曲がっていたりすると、ダクトの抵抗が大きくなって風量が小さくなり、暖冷房能力が不足したり、換気が十分に行われな…
2年生を対象としたオリエンテーションが、11月4日・11日・25日(土)に行われました。本年度も魅力的な10コースが用意されました。 各コースの建築巡りの様子を報告します。 Aコース: 最新の都市再生とパブリックスペースを見る 11月25日(土) 引率:宇於崎勝也、泉山塁威 ゼネコン社員案内のもと最新の都市開発「ミチノテラス豊洲…
2023年9月6日〜9月10日、一般社団法人日本建築学会住まい・まちづくり支援建築会議(教育普及部会)主催のもと、2023年度 日本建築学会大会[近畿]関連行事、2023年度学生と地域との連携によるシャレットワークショップ―甲賀市水口のまちづくりデザインを考える―(以下、シャレットワークショップ)が滋賀県甲賀市水口宿で開催されました。 毎年行われているシャレ…
2023年8月27日から9月1日までの6日間、第7回『ヨコハマハーバーシティ・スタディーズ』ワークショップ2023ープレイスとネットワークから構成する『リバブルシティ・ヨコハマ』ーというワークショップが神奈川県横浜市で行われました。 『横浜ハーバーシティ・スタディーズ』とは、2010年にスタートした短期集中型のワークショップです。 「インナーハーバーエリア」…
11月20日(月)17時15分からタワー・スコラ7階S706スライド室にて、上海大学上海美術学院の先生方6名をお迎えして、本学科との学術交流講演会が行われました。 学術交流講演会後の記念撮影(前列/上海大学上海美術学院の先生方) 「上海美術学院の現在と中国での都市再生や建築の取り組み」と題して、 陳静(Chen Jing) 党委員会書記による「上海美術学院の…
2023/11/04-05で開催された理工学部の学祭(桜理祭)において、空間構造デザイン研究室で「習志野ドーム」、木質構造デザイン研究室で「もくもくひろば」を企画し、実大規模の構造物を学生自ら制作し、学祭期間中展示を行いました。 空間構造デザイン研究室が企画している「習志野ドーム」は、1993年より継続的に行っており、今年で30回目となります。「習志野ドーム…
「第70回 日本大学全国高等学校・建築設計競技」1次審査会を2023年9月16日(土)、2次審査会(公開発表会)を10月14日(土)に開催しました。 今回の審査委員長は理工学部建築学科教授の佐藤光彦先生、テーマは「環境と呼応する家」です。 全国の高等学校、高等専門学校より101点の応募があり、1次審査では優秀賞6点、佳作5点、奨励賞10点を決定し、2次審査で…
2023年9月30日(土)にスーパージュリー(総合講評会)を学外より、伊藤暁さん、岩瀬諒子さん、藤貴彰さんの3名のゲストを招き、開催しました。 スーパージュリー(総合講評会)は学外よりゲストを招き、学年を超えて前期課題の優秀作品の講評を行います。普段の授業とは異なる視点から課題を見直しつつ、ゲストクリティックのレクチャーや講評を聞ける貴重な機会です。 発表さ…
8月8日~10日の3日間に夏期集中講義「コンストラクションワークショップ」が行われました。「コンストラクションワークショップ」は、建築技術者として必要不可欠な技術・技能及び安全管理などの基礎を実習を通して学習するものであり、昨年に引き続き2回目の実施となりました。 受講したのは建築学科3年生及び4年生の25名で、初日にRC施工(鉄筋・型枠工事)、構造図の読み…
2023年8月8日から8月12日までの5日間、新得町商工会議所主催のもと、「新得町まちづくりシャレットワークショップ2023ー魅力的で住みやすい新得町の将来ビジョンを考えるー」が北海道新得町で開催されました。 明治大学、日本大学、北海道大学の3大学から17名の学生が集まりました。日本大学からは建築学科4年・都市計画研究室(泉山ゼミ)所属の久志木ひま梨、五味桃…
8月25日(金)タワー・スコラ7階スタジオにて、建築学科3年生のデザインワークショップ(担当:建築学科 佐藤光彦教授)の発表会が行われました。 今回のテーマは、「一坪」の空間。 実寸で実際に作ってみて「一坪」の空間の可能性を考えるというものです。 一坪という広さから高さが加わって空間となった時、その可能性と体感する感覚、必要な技術等、様々なことがわかってきま…
2023年7月29日(土)に「建築設計Ⅲ」の全体講評会が開催されました。 設計の授業の中で最後の必修科目である「建築設計Ⅲ」の課題は、「豊かなオープンスペースをもつ複合施設」というものです。学生たちは、南青山の敷地に集合住宅と商業施設が複合した建築を設計します。延床面積としては4,000~6,000㎡程度で、これまで履修してきた設計課題の中ではもっとも規模の…
今年度から始まった「建築学の実践」! 2023年7月24日(月)に「建築学の実践」の講評会を開催しました。 この「建築学の実践」はカリキュラムの変更に伴い、今年度からスタートした授業で、4年前期の選択科目となっています。設計系、計画系、構造系、環境系の各分野の学生たちがグループを組んで課題に取り組むのが特徴です。 学生たちは、名作と言われている…
2023年7月1日に学生サマーセミナー(Student Summer Seminar:SSS)2023「集積あるいは変化するストラクチュラル・アート」が開催されました。SSSは2001年からスタートした日本建築学会が主催する、「ものづくり」の楽しさ・面白さを体感してもらうことを目的としたワークショップです。 国内外の学生など約200名での集合写真 日本大学理…
新学期が始まってから、約一か月半。新入生の皆さんもだいぶ大学生活に慣れてきたかと思います。 今回は建築学科1年生を対象とする「建築基礎実験」の様子の一部をご紹介します。 「建築基礎実験」は、建築の構造分野の科目であり、ものをつくりながら建築構造の基礎知識を体得することを目的とした科目です。授業では、自らの手で製作した模型におもりを乗せて破壊させたり、模型を振…
2023年2月4日(土)、「2022年度日本大学理工学部建築学科 卒業設計・賞候補二次審査会」を開催しました。 学内では、約70名程度の建築学科4年生が1月27日、28日に卒業設計最終講評会を、専任・特任教員の前で発表、講評を受け、賞候補審査会にエントリーする約50名程度が2月3日、4日に、賞候補一次審査会をポスターセッション形式で行いました。建築学科専任・…
桜建賞審査会(構造系)が、2023年2月8日に開催されました。桜建賞審査会とは、日本大学理工学部建築学科の設計計画系(設計・論文)、構造系、環境系の各系における、その年の卒業研究の賞選考会になります。日本大学理工学部建築学科では、3年生の後期から研究室に配属され、座学や実験実習の講義に加えて、研究に取り組むため、卒業研究は約1年半の集大成として位置づけられま…
2023年2月6日、7日に環境・設備系の桜建賞審査会が開催されました。環境・設備系の審査会は、短大連携含め環境・設備系の4研究室に所属する60名の4年生全員が対面形式で研究発表を行いました。昨年まで様々なイベントがオンライン開催であったので、環境・設備系の教員・学生が一堂に会する久々の機会となりました。審査員の先生方の専門分野や学生の研究内容は、騒音・振動、…
2月3日(金)に駿河台キャンパス タワー・スコラ7階にて、「2022年度桜建賞審査会(設計・計画系【論文】)」が開催されました。 3年生の後期に研究室配属が行われてから約1年半もの期間をかけて、卒業研究をまとめていきます。 研究室ごとにテーマがありますが、研究室で受け継がれているテーマではなく、学生の興味や関心から研究テーマを決定することもあります。 審査会…
~あのレム・コールハースやダニエル・リベスキンドが5号館に!!~ text= 佐藤慎也 教授 5号館との出会いは1989年、大学2年のとき。設計者である宮川英二先生は既に他界されていて、建築計画の教科書を書いた先生という存在でした。しかし、所属研究室の指導教員だった小谷喬之助先生が5号館の設計に関わっていたことから、設計や建設のときの話をよく聞かされました。…